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フジカンゾウ・2~開花

 蓮生寺公園“さえずり橋”下の水辺で見られる「フジカンゾウ(藤甘草)」。マメ科ヌスビトハギ属の多年草で、花の大きさからは外来種のアレチヌスビトハギの仲間とも思えるが、フジカンゾウは国内種のヌスビトハギの仲間で“国内窃盗団”になる。ヌスビトハギの葉は3出複葉になるのに対して、フジカンゾウの葉は5~7枚の奇数羽状複葉になるので区別し易い。当地ではここでしか見ておらず、これは貴重な一株。毎年、開花の様子を確認しているが、先日登った高尾山ではフジカンゾウをたくさん見ることができた。ちなみに“甘草”はマメ科の属名のひとつで、ワスレグサ科のノカンゾウなどの“萱草(かんぞう)”とは別物。
 ところでもう少し旗弁を良い角度で撮りたかったのだが、半袖短パンのランニングスタイルで汗まみれだったためやぶ蚊の一斉攻撃に遭い、這々の体でその場から逃げ出した。
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アレチヌスビトハギ

 蓮生寺公園の水辺に繁茂している「アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)」。旧分類体系ではヌスビトハギの仲間として扱われていたが、APG新分類体系ではマメ科シバハギ属(←ヌスビトハギ属)になり、ヌスビトハギとは別の“窃盗団”であることが示された。確かに花の大きさは8~9ミリでヌスビトハギとはずいぶん違う。旗弁の基部に2つの黄色い斑紋があり、獲物を狙う盗人の目のようにも見える。
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