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ギンバイカ

 2年振りに見ることができた「ギンバイカ(銀梅花)」。フトモモ科ギンバイカ属の常緑低木で地中海沿岸原産。ここは上柚木公園の遊歩道脇で、一昨年初めて見つけたものの去年は見られなかったので、もしかしたら刈られてしまったのではないかと心配していた。年末恒例の宿題にも挙げていたが、どうやら去年の探し方が悪かったようだ。
 ギンバイカの花径は2センチほどで、花弁よりも雄蕊が長いのでとても華やかに見える。その美しさのためか結婚式のブーケなどに使うので、別名は「イワイノキ(祝いの木)」。香りが良いので「ギンコウバイ(銀香梅)」とも呼ばれ、ハーブとしても利用されている。英名は「マートル(myrtle)」。花後にできる液果は食用になるということなので、今度は果実を秋の宿題にしておこう。
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トサミズキ・3~花後

 花が咲いているように見えた「トサミズキ(土佐水木)」。これは春の花が散ったあとの萼片で、少し果実が膨らみ始めているものも見える。トサミズキは “水木” の名を付けられているが、ミズキ科ではなくマンサク科トサミズキ属の落葉低木。葉の形がミズキに似ていて、四国(土佐)に多く分布することから、名付けられている。
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ボタンクサギ・1~蕾

 シソ科(←クマツヅラ科)クサギ属の「ボタンクサギ(牡丹臭木)」。遠目に樹形を見るとアジサイの雰囲気があるが、近づいてみると違っているのに気付く。写真はまだ蕾だが、この様子もなかなか可愛らしい。ボタンクサギはこのブログでは初登場だが、次は開花したものを載せることにしよう。ここは東京薬科大付近の農道。
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ヤマホタルブクロ

 蓮生寺公園付近のめがね橋下に咲いている「ヤマホタルブクロ(山蛍袋)」。キキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、ホタルブクロに見られる萼片の部分の反り返った付属体は無い。ホタルブクロよりも深山に見られることから、 “山” の名前を付けられているが、この界隈では両方とも見られる。
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トウモロコシ

 ススキの花によく似ている「トウモロコシ(玉蜀黍)」の雄花。イネ科トウモロコシ属の一年草で、小麦、米と並ぶ世界三大穀物のひとつ。原産地はよくわからないようだが、人類の文明が始まるとともに栽培されていたようだ。今や食料としてだけではなく、バイオマスエタノールのエネルギー源としても期待されている。トウモロコシは16世紀にポルトガル人により日本に持ち込まれたが、それより以前に中国から持ち込まれていたモロコシに似ていたため、 “外国” という意味の “唐” を付けたという。
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