クロモジ・1~樹皮

 南大沢駅近くの線路脇斜面にあったクスノキ科の「クロモジ(黒文字)」。樹皮の模様が黒い文字のように見えるから黒文字というらしいが、どう見ても文字には見えない。しかしそこは先人のおっしゃるように、これを、“文字” と見よう。香りが良いので樹皮を残したまま爪楊枝にするのはお馴染み。しかし新しい枝は緑色だった。枝先に葉芽と花芽がついているのもあった。雌雄異株なのでこれはどっちだろう。
 ここから少し先に同じクスノキ科クロモジ属のダンコウバイらしき樹がある。“らしき” というのは、確かに葉先が3裂して黄葉もするしダンコウバイの葉そのものだが、ここ数年この樹に花が咲いていた記憶がない。聞くところによると同じ仲間のアブラチャンも含めてこれらの花の区別が難しいらしい。今春は何とかまずクロモジとダンコウバイの花をしっかりと見てみたい。
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ハンノキ・1~花

 「ハンノキ(榛の木) 」の雄花は花粉に要注意。しかし見つけてしまったら植物ウォッチャーとしては逃げるわけにはいかない。小山内裏公園の雑木林のハンノキを、何とか手を伸ばして少し望遠にして撮ってみた。別の樹には前年の球果がたくさん残っている。植物観察を始める前は、こういう花らしくない花は全く知らず、見向きもしなかったが、いったん知ってしまうとなかなか面白いもの。画面中央の長いのが雄花序で、その左上の赤み掛かった短いのが雌花。
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