ムクロジ

 東京薬科大自然観察路雑木林の「ムクロジ(無患子)」。下から見上げると高いところに樹の実が鈴なり。『これは知ってるぞ。センダンだ。』 と思ったが、プレートはムクロジで、『???』  観察路のロープがあって根元には近づけないので落ちた実を探せない。帰って色々調べてみると、この実の皮は石鹸の代用になり、中の黒い種子はよく弾むので羽つき遊びの羽根のおもりだそうだ。漢字の「無患子」は、きっと “石鹸で清潔にしている子供は患わない” という意味だと予想したが、漢名の“木欒子(モクゲンジ)” を「無患子」と誤用したとあった。
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トクサ・1~名前

 子供の頃の沼地遊びで、よく引っこ抜いていた「トクサ(砥草・木賊)」。常緑のシダ植物でトクサ科。なぜ “砥ぐ草” かというと、茎に多量に珪酸を含んでいて木材や金属の研磨に使用したらしい。確かに葉を揉むと、『シャカシャカ』 と砂があるような感じ。別名「歯磨き草」だが、ワン君も近くにいて、これで歯を磨く気にはならない。子供の時以来、何十年もトクサなんて忘れていたが、植物ウォッチングをするようになって、あちこちで再会している。日本庭園には良く似合うし生け花にも使われていた。
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キササゲ・1~実

 東京薬科大植物園にあった「キササゲ(木大角豆)」。これは雑木林のものではなく薬木としての研究目的のものらしい。何とかこの樹をいつもの雑木林で見つけたいのだが、まだ見つけられない。ブラブラぶら下がっているのを目当てに探してみるが、たいていはリョウブ。キササゲは初夏の花が綺麗なようだが、やはり何といっても特徴はこの長い実。この姿からフジの実を思い出して、てっきりマメ科だと思ったらこれはノウゼンカズラ科。それでは、ノウゼンカズラはどんな樹かと思って調べると、こちらはつる性落葉樹で、フジと同じ。
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