キンポウゲ科 センニンソウ属 センニンソウ
北海道南部から本州、四国、九州に分布する常緑の低木。
つる性で、近くにある樹木にのぼり、樹幹を覆ってしまいます。
葉は対生する奇数羽状複葉、小葉は5枚前後、卵形で先が細いがとがりません。
葉の縁はなめらかで、葉柄が長く、葉柄を使って近くの樹木にからまります。
つるの先や葉の付け根から花枝がのび、枝分かれして多数の花がさきます。
9月2日は白い花が多数さいていましたが、今ごろは結実しています。
花柱が8本ありましたが、結実するのは5本から6本です。
結実した花柱は花のあとも落ちず、長い毛になって残ります。
種子が熟すと、花柱の長い毛が広がって風を受け、種子は旅にに出ます。
この長い毛が、山に住む仙人のようなので「センニンソウ」とよばれるそうです。