モクセイ科 モクセイ属 キンモクセイ
中国原産の常緑小高木、雄株だけ輸入されたので種子はできません。
種子ができたのでは大量に生産されてしまい、輸出できなくなるからです。
ところがこの木は挿し木で容易に増やすことができるのです。
中国人のしたたかさと、それに対する日本人の知恵がよくわかる例です。
日本での北限は東北地方南部で、公園や庭に植えられています。
高さは4メートルから5メートル、葉は対生する卵形で先がとがります。
葉の縁はなめらか、少し波打ち全体に反ります。
枝先や葉の付け根付近の枝から葉柄をのばして多数の花がさきます。
花は黄橙色で4枚が十字に開きます、雄しべが2本と退化した雌しべが有ります。
今の時期は、風の具合で良い香りが漂ってきて近所の庭に植えてあるのがわかります。