新型コロナウイルスの新たな変異株、「オミクロン株」が、最初に発見された南アフリカから、欧州をはじめ世界各地に広がっているそうです。
これを受けて岸田首相は29日、水際対策を強化し、30日午前0時から当面1か月間、全世界からの外国人の入国を原則禁止することを発表しました。
ふつうなら、岸田首相のこの迅速な決断に快哉を叫ぶところですが、実は個人的には非常に複雑な思いです。
私の二人の娘が昨年、今年と相次いで結婚しました。相手はどちらも外国人で、三女の夫はフィリピン人、四女の夫はスウェーデン人。
ところがコロナ禍のせいで、入国ビザの発給がずっと停止されていて、結婚後、夫たちは日本への入国が認められないでいました。
娘は二人とも国内にいるので、別居生活を強いられています。
娘は二人とも国内にいるので、別居生活を強いられています。
9月以降、日本のコロナ感染が劇的に収まったため、心待ちにしていた結婚ビザの発給が再開され、あとは飛行機を予約して来日するだけになっていたのです。
その矢先にオミクロン株の発生です。
特に三女の場合、昨年末に女の子を出産し、毎日のようにオンライン通話でお父さんの顔は見ているものの、実際には会えないまま。
「1歳の誕生日とクリスマスに間に合ったね!」
と、本人たちと双方の国の家族が喜び合っていたところだったのです。
四女の夫も、本当なら昨年日本の大学に交換留学で来ることになっていたのがコロナで吹っ飛び、その後スウェーデンの大学を卒業して、来年3月に日本での就職が決まりました。やはりクリスマスのころに来日して、二人でゆっくり住居を決めたり、家財道具を揃えたりする予定だったのに、いつ来日できるかもわからなくなりました。
こうなったからには、岸田さんの決断が功を奏し、オミクロン株が封じ込められて、外国人の入国が再び解禁されるのを待つしかありません。
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