韓国便り～刺客

　帰りのアシアナ便。　日本の新聞はなかったので『韓国日報』を手に飛行機に乗り込むと，私の席にすでに老人が座っています。団体客らしく，近くの席の人たちとさかんにおしゃべりをしている。けれども，それが日本語でも韓国語でもない。容貌は明らかに東洋人です。中国語？　いや，違います。ロシア語のようです。ところどころにスパシーバとかハラショーなどという単語が混じっています。「すいません。ここ，私の席なんですけ . . . 本文を読む