今日(2010年3月15日)の丸山塚古墳です。
墳頂部の、向かって正面に生えている大きなイヌシデの木の太い枝が、
3月9日の春の重たい雪によって、くじけて落下したことは、すでにお伝えしましたが、
今日、現地を見ると、その枝は、公園の管理をしている植木屋さんたちの手によって、
片付けられつつありました。
こちらは、枝のより先の方が細かくされて集められている状況です。
そしてこちらは、より根元に近い、すなわちくじけてしまった部分の枝が、
細かくチェーンソーで切られて集積されているところです。
こちらが、太いイヌシデの枝が、雪の重みで折れてしまったことの
誘因となった虫の被害の状況です。
植木屋さんに話を聞くことができ、「てっぽうむし」によるものだと教えていただきました。
ところで「てっぽうむし」ってどんな虫なのでしょうか。
ネットで調べてみたところ、シロスジカミキリなどの
カミキリムシの幼虫のことだとわかりました。
カエデ類やこのイヌシデなどは、「てっぽうむし」の被害にあいやすいので
要注意と出ていました。
残ったイヌシデの枝も、かなりスカスカになっているようです。
植木屋さんは、このあと、いたんだ部分が露出しているところに、
防腐剤を塗布すると話してくれました。
こちらは、折れて落ちたイヌシデの枝の芽を、3月10日に撮影しておいたものです。
もうこの芽は、開くことはありませんが、残った幹や枝が
「てっぽうむし」に負けないで、元気に命をつないでくれるよう
祈りたいと思います。
(撮影:2010.3.15 ※ただし5点目は3月10日)