風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

雪に負けたイヌシデの枝・・・その後

2010年03月15日 | 草や木そして花・実


 今日(2010年3月15日)の丸山塚古墳です。
墳頂部の、向かって正面に生えている大きなイヌシデの木の太い枝が、
3月9日の春の重たい雪によって、くじけて落下したことは、すでにお伝えしましたが、
今日、現地を見ると、その枝は、公園の管理をしている植木屋さんたちの手によって、
片付けられつつありました。



 こちらは、枝のより先の方が細かくされて集められている状況です。



 そしてこちらは、より根元に近い、すなわちくじけてしまった部分の枝が、
細かくチェーンソーで切られて集積されているところです。



 こちらが、太いイヌシデの枝が、雪の重みで折れてしまったことの
誘因となった虫の被害の状況です。
植木屋さんに話を聞くことができ、「てっぽうむし」によるものだと教えていただきました。
 ところで「てっぽうむし」ってどんな虫なのでしょうか。
ネットで調べてみたところ、シロスジカミキリなどの
カミキリムシの幼虫のことだとわかりました。
カエデ類やこのイヌシデなどは、「てっぽうむし」の被害にあいやすいので
要注意と出ていました。
 残ったイヌシデの枝も、かなりスカスカになっているようです。
植木屋さんは、このあと、いたんだ部分が露出しているところに、
防腐剤を塗布すると話してくれました。



 こちらは、折れて落ちたイヌシデの枝の芽を、3月10日に撮影しておいたものです。
もうこの芽は、開くことはありませんが、残った幹や枝が
「てっぽうむし」に負けないで、元気に命をつないでくれるよう
祈りたいと思います。

(撮影:2010.3.15 ※ただし5点目は3月10日)
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咲き始めたユキヤナギ

2010年03月14日 | 草や木そして花・実


 白いお花、ユキヤナギです。
ようやく咲き始めました。



 でも、公園内のあちこちに植栽されているうちの、ほんの一部です。
これは、歴史植物園の一角で見たものです。
もうすぐ真っ白に雪を積もらせたように、
ユキヤナギの花が咲き乱れるようになることと思われます。 

(撮影: 2010.3.12)
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「山梨の遺跡展2010」 はじまります

2010年03月13日 | お出かけくださぁーい


 毎年恒例の「山梨の遺跡展」、maibunCと県内市町教育委員会等の調査の成果について
速報的に展示を行うものですが、いよいよ本日から公開スタートです。
上の画像は、maibunCの公式HPの関係ページに掲載されているチラシです。



 「山梨の遺跡展2010」の展示準備光景です。
さまざまな資料を並べ、パネルを付けていく作業。
慎重に取り扱わなければならないものが多く、たいへんですが、
このあと、ライティングをチェックして、準備完了となりました。
 この展示会は、4月12日(月)までとなっています。
会場は、山梨県立考古博物館の特別展示室です。
期間中、3月15日(月)、23日(火)、29日(月)と4月5日(月)は休館日となります。
また最終日の4月12日は、月曜日ですが、「信玄公祭り」の期間中につき
臨時開館されます。
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雪ウサギの運命は・・・

2010年03月12日 | 季節の話題


 maibunCの外階段のコンクリート製の手すりの上に
1組の雪ウサギが現れました。
まるで会話しているみたいでした。
「ねぇ、わたしたちのこと、かわいいいねって、みんないってくれるね」
「そうだね。でも、この写真、もっとはやく撮ってほしかったよね」



「わたしの耳なんか、もうピンとしてたのが、こんなに垂れちゃって」
「そう、ちょっとかなしいね」



「ちょっと、なんてものじゃないよう、いつまでがんばれるかなぁ」
「そんなに、情けない顔しないでよう・・・。それにしても、お日様の光、きついよね」



 雪ウサギたちのおしゃべりが、聞こえなくなったみたい・・・と
見に行くともうこんなでした。

(撮影:2010.3.12)


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サンシュユの花とホソヒラタアブ

2010年03月11日 | チョウやトンボなど


 いま、サンシュユの花が、いちだんとボリュームを増して、
黄色く鮮やかに咲いています。



 そのサンシュユの花を細かく撮ろうとしたら、ホソヒラタアブを見つけてしまいました。



 しばし、そちらに目が釘付け・・・。
アブといっても、花が大好きなハナアブの仲間です。こわくはありません。



 もう一度、サンシュユの花に、視線を戻して、じっくりと観察。
小さな花がたくさん集まっているのがわかります。

(撮影:2010.4.11)
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重たい雪でポキポキッ

2010年03月10日 | 季節の話題


 雪が降ったことは前回の記事でもお伝えしましたが、
その雪が春の雪で水分多く、樹木などにはり付きやすく、
結果として、雪の重みで折れた木々が多く見られました。
 最初は、根こそぎ倒れたハリエンジュ(ニセアカシア)です。
公園内の園路をふさぐように倒れてしまったので、
赤く塗装された工事用の重機に抱えられて、公園内の
剪定した枝などを処分するヤードに運ばれていくところです。



 2つめは、丸山塚古墳の南側の梅林で、根元近くから折れた梅の木です。
紅梅なのですが、折れて初めてわかったのですが、幹にあまり元気がなかったようです。



 今度のは、スモモの木です。
黄色の矢印の先のところで、幹が折れています。
このスモモは、以前民有地だったとき、ここがスモモ畑で、
公園用地になったとき、春の白い花がすてきだという声を受け、
そのまま残された経過があるものです。
そのスモモ、だいぶつぼみが膨らんできていて、開花が迫ってきているようですが、
それがかえって災いし、膨らんだつぼみに雪が付きやすくなって
しまったように見受けられました。



 そして・・・、ややっ、これは大変。
国指定史跡の丸山塚古墳の墳丘上にあったイヌシデの大木の、
1つの枝がぽっきりと折れてしまったのです。
折れた枝は、どさっと墳丘斜面に、いくぶん突き刺さるように
崩れ落ちていました。



 古墳の上に上がって、折れた部分を観察すると、
シロアリの被害にでもあったかのように、大部分がボロボロになっていて、
生きている部分は、ほんのわずかでした。
それだから重たい春の雪の重みに耐えられなかったようです。

(撮影: 2010.3.10)
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午後になって次第に雪になりました

2010年03月09日 | 季節の話題


 仕事が終わり、外に出たときの、maibunCの通用口付近の光景です。
辺りがかなり白くなってきて、街灯に照らし出されたハナミズキの木が
やはり白く浮かび上がっていました。



 風土記の丘(曽根丘陵公園)のメインの駐車場の中の駐輪場の屋根越しに
国道358号の街灯が見えていますが、光が届く範囲が雪で
ハレーションを起こしたようになっています。



 街灯で明るく照らされた部分を切り出しました。
トウカエデの細かな枝々や電線に、着雪が見られます。

(撮影: 2010.3.9)
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ダンコウバイにきたホソヒラタアブ

2010年03月08日 | チョウやトンボなど


 咲き始めたダンコウバイの花に、ホソヒラタアブがきていました。
この写真では、頭部にピントが合っていますが・・・。



 こちらでは、お腹の部分を中心に見ました。
早春の陽射しに輝いていますね。
このホソヒラタアブについては、この春は、
2010年2月24日に次いで2回目のアップとなりました。
(この日、すなわち3月5日以来、お日様は、元気ありません・・・)

(撮影: 2010.3.5)
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アセビの花咲く

2010年03月07日 | 草や木そして花・実


 春の到来を告げる花の1つに、このアセビがあります。



 ちょっと手の届かない場所でしたので、望遠撮影です。
風土記の丘の公園の中には、何カ所かに、このアセビが植栽されていますが、
この場所がいちばん早いようです。
手の届く場所で咲き始めたら、マクロ撮影して取り上げたいと思います。

(撮影: 2010.3.5)

 なお、今回のアセビは、白い花でありましたが、
昨年(2009年)4月7日の記事では、ピンクのアセビの花を取り上げています。
マクロ撮影の写真もあります。ご参照ください・・・・・こちらからどうぞ

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イヌナズナに春の色を見ました

2010年03月06日 | 季節の話題


 イヌナズナを見つけました。
ナズナの白い花が、ちょっと小振りで、黄色になったような存在です。



 アブラナ科に属す植物なので、4つの花弁の花であります。
でも普通のナズナがナズナ属なのに、こちらはイヌナズナ属と、
属レベルでは違ったお仲間のようです。
 ところで、この写真は、前の写真からディティールを切り出したものですが、
こんなふうに大きくしてみて初めてわかったことがあります。
画面の右手の花の根元の茎に、ぼんやりと写っているそれは・・・
どうやらアブラムシみたいです。

 今日は、啓蟄。
二十四節気の1つで、暦の上での季節の移り変わりを示す指標でありますが、
地中で冬ごもりをしていた虫が、穴からはいだすころ・・・ということなんだそうです。
この啓蟄を境に、アブラムシをはじめ、いろいろな生き物たちが、
活発に動き出し、いろいろと目を楽しませてくれることと思われます。



 イヌナズナの全体の姿です。
風土記の丘の公園の歴史植物園の一角で見つけました。

(撮影: 2010.3.5)
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