雪が降ったことは前回の記事でもお伝えしましたが、
その雪が春の雪で水分多く、樹木などにはり付きやすく、
結果として、雪の重みで折れた木々が多く見られました。
最初は、根こそぎ倒れたハリエンジュ(ニセアカシア)です。
公園内の園路をふさぐように倒れてしまったので、
赤く塗装された工事用の重機に抱えられて、公園内の
剪定した枝などを処分するヤードに運ばれていくところです。
2つめは、丸山塚古墳の南側の梅林で、根元近くから折れた梅の木です。
紅梅なのですが、折れて初めてわかったのですが、幹にあまり元気がなかったようです。
今度のは、スモモの木です。
黄色の矢印の先のところで、幹が折れています。
このスモモは、以前民有地だったとき、ここがスモモ畑で、
公園用地になったとき、春の白い花がすてきだという声を受け、
そのまま残された経過があるものです。
そのスモモ、だいぶつぼみが膨らんできていて、開花が迫ってきているようですが、
それがかえって災いし、膨らんだつぼみに雪が付きやすくなって
しまったように見受けられました。
そして・・・、ややっ、これは大変。
国指定史跡の丸山塚古墳の墳丘上にあったイヌシデの大木の、
1つの枝がぽっきりと折れてしまったのです。
折れた枝は、どさっと墳丘斜面に、いくぶん突き刺さるように
崩れ落ちていました。
古墳の上に上がって、折れた部分を観察すると、
シロアリの被害にでもあったかのように、大部分がボロボロになっていて、
生きている部分は、ほんのわずかでした。
それだから重たい春の雪の重みに耐えられなかったようです。
(撮影: 2010.3.10)