6月に咲く花の1つに、このナンテンがあります。
目立ちにくい花ですが、花が咲いて、あのナンテンの実ができるのです。
写真の左手には、花が散って、ナンテンの赤ちゃん状態のものが写っています。
ナンテンは、白い花びらは、開くとすぐに反り返り、
黄色の雄しべと真ん中の雌しべだけみたいになります。
次の段階には、花びらが散って、やがて黄色の雄しべも、とれて落ちていきます。
そして雌しべのもとの方の子房が膨らんで、あのナンテンの実になっていきます。
ナンテンのつぼみや花がたくさん集まった、房状の花序です。
(撮影: 2009.6.26 mapfan)
ところで,写真がとっても綺麗ですね。私も写真を撮りますが,なかなか上手にとれません。いつも感心して見ています。
あの赤い実になるナンテンの花は、必ずしも赤からず・・・
ということだと思います。
ご存知かと思いますが、ナンテンの名は、難転すなわち、難を転ずるということから、
縁起のよいものとされてきて、お正月の飾りなどに用いられています。
また、葉は殺菌効果があると信じられ、赤飯などに添えられたりしました。
また、山梨県の南部の地域では、薬事法に基づいた栽培がなされ、のど飴などの材料になってもいます。
写真は、難しくて、なかなかうまく撮れず、
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで、何カットもとっては、
その中の比較的いいものを紹介しています。
決して上手ではなく、お恥ずかしいです。
でもお褒めをいただき、とてもうれしく思います。
重ねて、ありがとうございました。