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without A trace

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music, trip, cinema, art, and so on.

最初の出会いは映画から

2005-07-16 | music : basics


映画と音楽は切っても切れない間柄。何気ないシーンでも、音楽によってとてつもない感動を与えてくれることだってある。
小学生の頃、自分のおこづかいで初めて買ったレコード。初めての洋楽。
映画好きの伯母が、何度も観て感動したと言う映画を観に連れて行ってくれた。その映画は、『小さな恋のメロディ』。幼な心に、何かすごい感動が残った。
そしてマーク・レスターとトレイシー・ハイドの可愛さに夢中になった。
その映画で流れていたThe Bee Geesの 「メロディ・フェア」 や、「若葉のころ」 が耳から離れず、洋楽のレコードというものを、初めて買ったのを今でも鮮明に覚えている。お店までも・・・。そう、当時はまだレコードの時代。シングル・レコード、今で言う7inchだ。
この曲を聴く度に、クサイ言い方だけど、甘酸っぱい幼い頃の思い出が甦る。
“英語の歌なんか聴いて、わかるの?” と親からからかわれても、何度も何度も聴いた。
今でもこのレコードは、実家のステレオ・ラックの中にちゃんと収められている。
ストリングスをバックに、流れるようなメロディ。本当に優しく綺麗なメロディ。
「若葉のころ」 は、その綺麗なメロディに切なさが重なりあって、胸にしみる本当にいい曲。
21世紀の今聴いても、全然古い感じがなく、いつまでも色褪せない後世に残る名曲だ。
その後Bee Geesは、ディスコ・ブームの映画 『サタデー・ナイト・フィーバー』 のテーマ曲 「ステイン・アライヴ」 で大ヒットしたが、あのファルセットはどうしても 「メロディ・フェア」 のあの優しい歌い出し、 “Who is the girl~” の声と結びつかなかった。

永遠のロッカー

2005-06-17 | music : basics


1986年にリリースされたBryan Adamsの 『RECKLESS』。もう今までいったい何回聴いただろう・・・。
今でも時々棚から引っ張り出して来ては、懐かしさに浸りながら聴いている。ベタな言い方をすると、“青春の一枚” である。
去年の秋イギリスに行った時、Bryanのコンサートを見に行った。かつて武道館で見た以来、いったい何年ぶりだっただろう・・・。
カナダ出身のBryanだけど、昔からひときわイギリスで人気があるのだが、会場のWembley Arenaは、ティーン・エイジャーからオジサンオバサンまで、まだまだその人気は衰えることなく、とっても楽しいアットホームなライヴだった。
6年ぶりのニュー・アルバム 『Room Service』 を引っさげてのツアーだったが、そのアルバムからの曲よりもかつてのヒット曲のオンパレードで、特にこの 『RECKLESS』 からは全曲プレイした。
いや~、ホントに嬉しかった。そして、とっても懐かしかった。
驚いたことに、客のほとんどが全曲大合唱で、しかも曲が出た当時はまだ生まれてなかった様な若い子たちもみんなが口ずさんでいた。
Bryanは心底イギリス人に愛されているんだなって思った。
ステージのBryanは、昔と変わらぬジーンズにTシャツ姿で、本当に楽しみながらプレイしていた。
ツアー・メンバーのギタリストKeith Scottもデビュー当時から変わらずで、その長年の息の合ったあ・うんの呼吸は、見事なまでに完璧だった。
Bryanには “永遠のロッカー” とか “永遠のロック少年” という言葉が似合う。名曲「Kids Wanna Rock」のまんまだ。
更に彼の曲は、真髄のロックの魅力を伝えてくれる。
そして、「Summer of '69」を聴くと、いつでもタイムスリップさせてくれる。

やっぱりアナログで・・・

2005-05-31 | music : basics


私のPOPSの根底には、いつもこの音楽がある。
60年代イギリスのビート・ポップス・バンドTHE ZOMBIES。
最近は、大ヒットナンバー「Time Of The Season」が、日産の “TIIDA” という車のCMソングに起用され、密かな話題を呼んでいる。
同じ時期に活躍したTHE KINKSよりも、私は断然ZOMBIES派なのである。
もちろん、KINKSも好きだけど・・・。
ベースのChris WhiteとキーボードのRod Argentが作り出す楽曲は、POPであり、もの悲しくもあり、Vo.のColin Blunstoneの切ない歌声ととてもマッチしている。
日本では60年代GSブームの頃、ザ・カーナビーツが「好きさ好きさ好きさ」という邦題で、「I Love You」をカバーして大ヒットした。
それにしても、すべてがとても知的で洗練された曲ばかり。
当時はちっとも売れず、「Time Of The Season」がヒットした頃には、もう既に解散していた。
まるで、この世を去ってから作品が認められた絵描きが、今では有名な画家になっているかのように・・・。
今現在活動している多くのPOPバンドも、ZOMBIESをこよなく愛している。
私のZOMBIESとの出会いも、そんなZOMBIESを愛しているバンドからの影響である。
1968年にリリースされたアルバム 『Odessey and Oracle』 は、名盤中の名盤だ。
POPSファンなら、絶対聴いておいて欲しいアルバムのひとつだ。
どの曲を聴いても心に染みる、素晴らしい曲ばかり・・・。
私は、ゆっくりじっくり彼らの曲を聴く時は、アナログ盤で聴くのが定番になっている。
今夜はそんな気分・・・大好きなイングリッシュ・キャラメル・ミルク・ティを飲みながら・・・。