新エンジン・新シャーシとなったスーパーフォーミュラが今日開幕しました。
既にニューマシンSF14は開幕前のテストで今まで熟成を重ねた旧マシンSF13を上回るタイムを叩き出し
その速さはF1やインディと並ぶ独自カテゴリーのフォーミュラシリーズを目指すスーパーフォーミュラに
とって大きな期待をもたらすものと言えるでしょう。
ドライバーラインナップも大きく変わりました。
WECチャンピオンのA・ロッテラー、R・デュバルといった激速ドライバーに加え
今年は元F1パイロットのV・リウッツイやN・カーティケヤンも参加。
またF3からは活きの良い中山や野尻もステップアップし観戦する上で楽しみが増えました。
今日は鈴鹿開幕戦の予選の撮影に出掛けました。
K-3+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Avモード f11 1/80sec ISO100 (450mm)
タイヤスモークを上げながらシケインに突っ込むリウッツイ。
元カート世界選手権を制したリウッツイだけにその走りはアグレッシブでゼロカウンターでヘアピンに入ってきます。
残念ながら今年のNewエンジン『NRE』、トヨタの方がホンダを上回るパフォーマンスを発揮し
ホンダ勢は数回のテストにおいても劣勢でしたがどうやら開幕戦においてもその差を詰める事は困難だった様です。
K-3+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Avモード f7.1 1/1250sec ISO640 (330mm)
エンジンで伸び悩むリウッツイに対しトヨタエンジン搭載のLenovo TEAM IMPULのN・カーティケヤンは好調です。
朝のフリー走行、ヘアピンで走りを見ていましたがマシンの挙動の限界を探る様な走りが印象的でした。
結果、予選ではQ3まで見事残り何と!2番手のタイムを叩きだしましたが
フリー走行時のペナルティで明日の決勝は残念ながら3グリッド降格となる5番手からのスタートとなります。
ポールポジションを奪ったのは絶好調のA・ロッテラー。
K-3+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Avモード f8 1/1000sec ISO400 (500mm)
クイックで速いSF14をテスト時から気に入っていただけに見事唯一となる36秒台のタイムでトップの座を射止めました。
同僚の中嶋 一貴も3番手のタイムだったのでPETRONAS TOM’Sのマシンの仕上がり具合はバッチリの様です。
赤信号点灯のホンダ勢の予選トップはなんと!ルーキーの野尻でした。
K-3+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Avモード f16 1/50sec ISO100 -0.3EV (500mm)
豊富な経験を持つチームメイト武藤を軽く上回るタイムでQ3進出を果たし
ホンダ勢のトップとなる総合8番手のポジションを獲得です。
K-3+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Avモード f8 1/800sec ISO400 (500mm)
問題はホンダ勢のエース、小暮の低迷ぶりです。
予選Q1では1'39.063というタイムでチームメイトの中嶋 大祐共々ノックアウト。
NAKAJIMA RACINGの2台が予選早々に消え去りました。
朝のフリー走行の時からまったく小暮らしからぬ走りで見ていてもまるでただ周回をこなしている様な走行ぶりでした。
明日の決勝、恐らくホンダ勢は我慢の走りを強いられるでしょう。
とにかくこれから先、少しでもホンダエンジンの熟成が進む事を祈りながら
明日の決勝観戦を楽しみたいと思います。