主鉄写日記

鉄道を中心にデジタル写真を楽しむ
私、bigwest_1965の写真ブログです。

蘇った主役6300系  ~京とれいん~

2011年09月25日 13時59分21秒 | 近場の鉄道

大阪梅田と京都河原町を結ぶ阪急京都線。かつては6300系が特急として活躍していました。

併走する国鉄(現JR)117系や京阪3000系と共に京阪間で熱いデッドヒートを繰り広げ

私達、鉄道ファンは3社の競合に胸を熱くしていました。

その後JR西日本は221系を投入し、さらに223系による新快速の130km/h運転を始めるなど

まさに猛攻とも呼べる施策が効果を表し、ライバルの阪急や京阪は中間駅間の利用者を死守すべく

特急停車駅の増加という苦肉の策を採らざるを得なくなりました。

後継の9300系は停車駅の増加による乗降時間短縮の為に3扉クロス車となり9300系の増備と共に

6300系の優等列車運用は減少、そして本線運用から撤退となり阪急の『京阪特急』から

伝統の2ドアクロスシート特急車は消滅しました。

 

Canon EOS Kiss Digital X+EF70-200 F2.8L USM

マニュアル  1/800sec  f5  ISO400   (200mm) ※2010.04.09撮影

 

廃車を免れた6300系の3本はセミクロスシートにリニューアルされ4連となり支線の嵐山線で活躍しており

その元気な姿を見る事が出来ますが、栄光の特急時代を良く知っている者にとっては少し寂しい感じがしました。

同じ思いをあの新幹線電車500系のV編成にも感じる事が出来ますね。

しかし突如休車中の6354編成が大幅な改装の上、京都への観光をアピールした列車として運用される事が発表され

今年の春から『京とれいん』として活躍を始めました。

雑誌等でその概要等は見ていましたが本日ようやくその姿をカメラで捉える事が出来ました。

 

Canon EOS 40D+EF300 F4L IS USM

マニュアル  1/1000sec   f8     ISO400

 

先日ロケハンを済ませた、あるカーブのポイントで新生6300系を待ちました。

今日もいつものK‐r+BIGMAではなく、久しぶりに40D+サンヨンでの撮影です。

6両編成では少し焦点距離が短いというのは分かっていたのですが朝からかなり曇っていたのでまあ、保険のつもりです。

『京とれいん』がやって来る前には雲も途切れ始めて陽が射し始めました。

久しぶりに見る6300系。特急時代の8両より2両短い6両ですが嵐山線用の4連よりもグッと迫力がありますし

何より列車種別幕の赤色がとっても似合っています。

 

Canon EOS 40D+EF300 F4L IS USM

マニュアル  1/1000sec   f8   ISO400 

 

後追いでもう1カット!う~ん、やはり6300系が阪急で一番格好良い電車だと思いますね。

ただ扇等のイラストや『京とれいん』のロゴは個人的にはもう一つかな?という気がしますが。

それにしても6300系が再び本線で優等列車として走るなんて想像も出来ませんでした。

次回は乗車して京風に仕立てられた車内をしっかり見てみたいと思います。 

 

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自分の周りを見直そう ~近場の鉄道撮影~

2011年09月11日 21時04分02秒 | 近場の鉄道

仕事が忙しい日が続き、疲労した身体を癒すために休日は家で休養する事が多かったのですが

流石に“鉄分”が不足してきた様で今日は近場で撮れる鉄道車両を気楽に1カットづつでも

カメラに収めようと出掛けました。

最近相棒として活躍のK‐r+BIGMAは今回はお休み、久しぶりに40DにEF-S55-250を付け

持ち出してみました。

あえて紹介するレンズでもないのですが、私にとって初めて手にしたデジタル一眼レフカメラはCanon 40Dレンズキットでした。

このセット、鉄撮りに復帰の為に手に入れたのですが当然望遠域が不足します。

当時、デジタルカメラの実力をまったく知らない私にとって評判の70-200F4 L ISを購入する勇気は無く

ジョーシンWebで当時37,000円だったEF-S 55-250 F4-5.6 ISがデジタルで初めての望遠ズームとなりました。

手ブレ補正の効き目も良く、軽量コンパクトで値段を考えると描写力も期待以上で非常に良いレンズです。

条件によっては70-200Lに肉薄する画像も出てきますが1点だけ不満点が有りました。

それはテレ端付近の縦位置で撮影した場合、画像の上下部分の像の流れによる乱れが顕著だった点です。

当然キヤノンSCに持ち込み調整をお願いしましたが納得出来るレベルには改善しませんでした。

その後購入した70-200F2.8 Lではこの問題は無かったのですがPENTAXの55-300でも軽度でしたが

同様の症状が有りました。ズーミングにより鏡胴が伸びるタイプだと自重で光軸が僅かにずれてしまうのかも

知れませんね。ただ50-500のBIGMAも同様の構造ですが今の所、気になる像流れ、ボケは出ていません。

 

 Canon Canon EOS 40D+EF-S 55-250 F4-5.6 IS

マニュアル  1/400sec  f8  ISO200  (79mm)

実りの収穫が始まった草津線を行く113系湘南色編成。

本当は黄金色に輝く絨毯をメインに表現したかったのですが薄曇りで稲穂の輝きが出ませんでしたので

湘南色に合わせた露出で撮影しました。メイン機のK-rと較べて明るく大きいファインダー像はやはり良いです。

余談ですが揺れで定評の草津線?ですがこの辺りの線路脇にはPCコンクリート枕木が置かれていました。

ようやく木製から置換されるみたいですね。実は草津線は未乗なので早急に揺れ心地を味わいたいと思います。

続いては草津線・貴生川から分岐している近江鉄道の1カットを狙いました。

 

Canon EOS 40D+EF-S 55-250 F4-5.6 IS

Avモード  f8  1/400sec  -0.3EV   ISO200  (70mm)

野洲川に掛かる橋梁を行く820系。元西武の401系。JRの103系に酷似したスタイルは味が有りますね。

丸型のベンチレーターや大型の菱形パンタグラフは正に昭和の香りがプンプンしてます。

この場所、晴天なら黄色の車体と赤い橋梁の対比が美しいと思います。

JR草津線・貴生川からは近江鉄道本線以外に信楽高原鐵道も発着しています。

 

Canon EOS 40D+EF-S 55-250 F4-5.6 IS

Avモード  f9  1/500sec  -0.3EV   ISO400  (163mm)

主力として活躍中のSKR310形気動車2連。富士重工業製のレールバスに端を発する気動車です。

各地で見かけるローカル路線の気動車と同様の形なので撮影しても正直な所新鮮味は有りませんが

各路線の特色を出す為には車両以外に周囲の風景を活かして撮影する必要が有りますね。

先程指摘しました縦位置でのEF-S 55-250 F4-5.6 ISの不具合ですがこのカットでも出ていますね。

車体下のスカート付近からレール・枕木にかけて急に像の流れ・ボケが発生しています。

また車両上部の樹木の描写にも少し不自然な像流れやボケが出ています。

伊達淳一氏があるwebサイトでEF 70-300mm F4-5.6 IS USMで同様の不具合を報告されてましたが

調整だけではどうやら完治しない様ですね。

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/lens_review/2007/01/23/5404.html

Canon EOS 40D+EF-S 55-250 F4-5.6 IS

Avモード  f9  1/500sec  -0.3EV   ISO400  (90mm)

休みの日に早起きをして日頃会えない車両達を撮影するのも楽しいものですが近場の鉄道でも

まだまだ自分自身が見つける事が出来ていない魅力をカメラで捉える事が出来ればそれも大変楽しい事かも知れませんね。

 

 

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