サンヨン。
300mm、開放F値4という事でこの愛称で呼ばれています。
私はキヤノンのサンヨンを持っていますがボディは40Dから更新は無く最近、登場は殆ど有りません。
現在はPENTAXがメインとなっているのですが軽量で描写の良いサンヨンを活かせるボディの登場を待っていました。
昨年末に登場したEOS 7D MarkⅡは鉄道やサーキットでの撮影が好きな私にとってそんな期待に答えてくれる
待望のカメラと言えるのですが実はこのサンヨンには大きな欠点が有ります。
それはAIサーボAF(連続してピントを合わせ続ける機能)使用時に著しく連写速度が低下する事です。
何と!被写体が動いていなくてもAIサーボにするだけで速度が低下!
被写体が動いていたり絞りを絞り込んだり、IS(手ブレ補正)がONだと更に低下するのです。
公称6.5コマ/秒の40Dですが今挙げた条件だと簡単に5コマ/秒を割り込んでしまいます。
今日、キヤノンデジタルハウス梅田でEOS 7D MarkⅡ+EF300mm F4L IS USMを試す事が出来ました。
試写したデーターからAIサーボ時でも8~9コマ/秒の速度が出ていました。
この速度はK-3や7D(に速度低下の制約が無いレンズを付けた)に匹敵するもので私の想像を上回る結果で思わず喜びました。
ただ残念ながら暗いショールームの中だったので絞り開放でしかデーターが取れませんでした。
一挙にEOS 7D MarkⅡ購入へ進みそうになりましたが実は現在の愛機K-3ですが
先日行なったAF微調整でピントをアジャストしたところかなり写りが改善されたのです。
うるさいながらパワーアップしたボディ内モーターは素早くピントを合わせますし
在来線レベルの速度ならAF-C追従もかなり良くなりました。
安~いシグマのレンズとの組み合わせながら画質にはそれ程シビアでは無い性格も相まってか
満足度がかなりアップしたのです。(このブログにアップのサイズでは分かりにくいですが・・・)
K-3、ちょうど購入して1年なんですがやっとこのK-3の良さを実感したという気持ちも有るので
EOS 7D MarkⅡの導入をどうしようか悩む所です。
今日は天気は良くありませんでしたがピントが決まる様になったK-3で何か撮りたくなったので
近鉄大阪線へ向かいnextを捉えました。
PENTAX K-3+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
TAvモード f6.3 1/1000sec ISO400 (150mm)
実はこのnext、近鉄で一番好きな車両でありながらそれ程撮影回数は有りません。
こんなオーソドックスな編成写真っぽいのは初めてかも知れません。
車体幅が狭く車高が高めなのが影響しているのか?
その独特の先頭形状はレンズの画角やカメラの構える位置によって受ける印象が大きく変わります。
この写真の写りは個人的には好きなnextの表情なんですがもっと遠くで望遠レンズを使い
圧縮撮りすれば“いもむし”的に写りますのでイマイチに感じます。
逆に引き付けてワイドっぽく撮ると・・・
PENTAX K-3+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
TAvモード f6.3 1/1000sec ISO400 (93mm)
その先頭形状からはスピード感や格好良さが消えて一気に“ファニーフェイス”に変貌します。
下膨れの表情はJR新幹線の700系に通ずるもので愛嬌は感じますが個人的にはノーグッドですね。
昨年は『しまかぜ』撮りが多かったのですが今年はもう少し広く浅く楽しもうかな?