特急“雷鳥”が健在の頃は北陸本線の新疋田駅にも良く出掛けていました。
しかし485系“雷鳥”から消滅してからは北陸方面へ撮影に行く事も激減しこの駅に訪れる事も無くなりました。
今日敦賀へ行く用事が有り、少し時間も有りましたので久しぶりに新疋田駅に少し寄って見ました。
PENTAX K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Pモード f8 1/400sec -0.3EV ISO400 (70mm)
無人の駅舎を抜けホームへ出るとEF510形“レッドサンダー”が牽引する貨物が止まっていました。特急の退避でしょう。
線路脇には作業員らしき集団が作業しておりよく見るとEF510の足元から水を噴霧していました。
どうやら冬に備えてスプリンクラーの点検・作動チェックをしているようです。
程なく駅構内の踏切が鳴り始めました。通過列車がやって来るようですが貨物列車の長大編成が視界を遮っていて
何が来るのか分かりませんが時間的には681・683系の特急でしょう。
PENTAX K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Pモード f7.1 1/320sec -0.3EV ISO400 (300mm)
やって来たのは683系“しらさぎ”でした。一応見送るつもりでしたがAPO 70-300の描写チェックをしようと
後追いですが急遽カメラを683系に向け親指AFを始動!しっかり食い付きました。
パンタがフレーム内に収まったのを確認して一枚撮影しました。
どうやらPENTAXの55-300よりシャープさは上手の様です。
駅舎の待合室内に貼られている敦賀駅発車時刻表を確認すると数分後に“サンダーバード”がやって来る事が判明。
この1本だけ撮って撤収しようとカメラを構えましたが先程の貨物がまだ停まっていますので
編成を丸ごと収めるのは断念し、縦位置で正面のアップを狙う事にしました。
PENTAX K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Avモード f8 1/1600sec -1.0EV ISO400 (300mm)
爆速AFのプロ機ならいざ知らずいきなりフレーム内に現れる電車にピントは合わないだろうと置きピンです。
このカットもテレ端の300mmですがf8まで絞っていれば充分なシャープさを発揮してくれています。
ふとファインダーを覗いていた時に違和感を覚えたのですが画像を見て納得しました。
運転席上部の前照灯が通常のライトでは無いですね。
HIDタイプでもなくて、今クルマで流行っている“LED”ライトの様な形態です。
確か記憶では683系の4000番台も既存の683系と同じライトだった筈ですが試験的に用いているのかも知れません。
些細な事ですが新たな発見をしました。
PENTAX K-r+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
Avモード f8 1/250sec ISO400 (80mm)
続いて退避の終わったEF510が長大な貨車編成を引き出し発車。
作業員の見守る中、力強いモーター音を響かせてトンネルへ消えて行きました。
何かを狙っての撮影では無かったのですが短いながらも楽しい時間を過ごせました。