主鉄写日記

鉄道を中心にデジタル写真を楽しむ
私、bigwest_1965の写真ブログです。

今年一年を振り返ってみて・・・

2014年12月30日 00時44分56秒 | 近畿日本鉄道

2014年12月30日。今年もあと二日で終わります。

12月は例年の如く、仕事の繁忙期という事でブログ記事の更新どころか

唯一の趣味で有る写真撮影すら儘ならぬ状況です。

 

この2014年を趣味という面で振り返るとやはり近鉄の『しまかぜ』50000系に尽きると思います。

そのスタイルに関して、どちらかと言えば否定的な思いを持っていたのですが

5月14日の“京都しまかぜ貸切ツアー”で実際に50000系に乗車してからは

すっかりその乗り心地の素晴らしさの虜になり写欲の対象の一番手に躍り出ました。

PENTAX K-3+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

TAvモード  f7.1  1/1000sec   ISO500  (260mm)     ※2014.11.20撮影

 

その前頭部は伊勢志摩ライナーやアーバンライナーplus・nextの様な非貫通の流線型ではなくて

多面体のようなガラスを用いたスタイルでスマートさとは少々乖離しています。

ところが実際に乗ってみると従来の近鉄特急のアコモ水準を遥かに超え、JRのグリーン車はおろか

JR東日本自慢の“グランクラス”に迫ろうかという居住性の高さにすっかり参りました。

 

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

Avモード   f2.8   1/80sec   ISO250  (4mm)   ※2014.5.14撮影

 

Panasonic LUMIX DMC-FZ200

Avモード   f2.8   1/60sec   ISO250  (4mm)   ※2014.5.14撮影 

 

2,800mmという幅はJR車に比べて狭い車体ですが3列シート仕立てでは十分な余裕を生み出してくれます。

シートピッチは近鉄新系列標準の1,050mmを遥かに越えた1,250mmでJR特急グリーン車標準の1,160mmを凌ぎ

グランクラス1,300mmに迫ろうという数値です。

ところが残念ながらシート幅やシートピッチだけで感銘を受ける程、私は若くは有りません。

プレミアムシートを備えた一般車のみならずサロン、和洋個室。そしてカフェ車両までも用意した

意気込みはもちろん評価しますがフルアクティブサスペンションがもたらす乗り心地が

私の50000系に対する評価が高さに結び付いています。

 

私のブログで過去、紹介している拙動画はパナソニックのFZ200という

カメラで撮っていますが基本はカメラ任せの手持ち撮影です。

動画素人の私でも走る車内の過酷な状況下でありながら何とか見れる動画が録れるのは

カメラの性能と50000系の乗り心地の素晴らしさを証明しているのではないでしょうか?

 

京都発しまかぜ貸切ツアー

 

とにかくこの貸切ツアーで50000系“しまかぜ”に実際に乗車した事により私が

この電車を認め、この電車を評価した事は事実です。

見るよりも乗る事でこれ程感銘を受けたのは初めてです。

 

“しまかぜ”に興味を持たれた方、迷わず乗ってください!

とにかく『乗れば分かる』素晴らしさです。

 

もしも今年、この“しまかぜ”に乗らなければきっと撮影対象が減ったと嘆き

趣味そのものまでも影響を与えたかも知れませんがそれは杞憂でした。

 

来年も今年以上に楽しんで鉄道を中心として『デジタルカメラ』による撮影を

楽しみたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1年2ヶ月ぶりの運行再開  ~信楽高原鐵道~

2014年12月08日 15時00分00秒 | 近場の鉄道

昨年の9月、台風18号により甚大な被害を受けた信楽高原鐵道。

杣川(そまがわ)にかかる杣川橋梁が豪雨により流出、線路ののり面の崩壊も多数発生しました。

その復旧には多額の費用が掛かりますが、経営的に厳しい信楽高原鐵道にとって

復旧費用の捻出は極めて難しく、一時期は廃線も検討されたようですが

昨年11月末に国の災害復旧事業の補助対象となったことで存続が決定しました。

流出した杣川橋梁ですが7月に新しい橋脚が設置され、10月には橋桁やレール部分も完成しました。

その後、約1カ月間の試験運転や車両検査を経て先月の11月27日に無事、運行再開となりました。

 

PENTAX K-3+smcPENTAX DA17-70F4 AL[IF]SDM

Avモード  f4.5  1/3200sec   ISO200  (53mm)

 

昨年は運行する事が出来なかった『サンタ列車』のヘッドマークを掲げた

SKR205とSKR301との2両編成が新装成った橋梁を通過します。

 

貴生川 ~ 信楽間は僅か14.7km。片道30分も掛からない距離なので

場所を移動してこの2両編成の折り返しを撮影しました。

 

PENTAX K-3+smcPENTAX DA17-70F4 AL[IF]SDM

Avモード  f4.5  1/1000sec   ISO200  (33mm)

 

背後の山に見える木々は落葉し冬支度を始めています。

 

PENTAX K-3+smcPENTAX DA17-70F4 AL[IF]SDM

Avモード  f5.6  1/1000sec   ISO2000  -0.3EV  (70mm)

 

更に移動し違うカットを狙います。

すっかり曇ってしまい高感度が必要となりましたがなぜか気動車というのは

華やかな特急電車と違いこんな天気でも雰囲気が有ると思います。

 

K-3+SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

Avモード  f5.6  1/1600sec  -0.3EV  ISO400  (190mm)

 

せっかくの2両編成なので少し望遠系のカットも一枚。

先頭に立つのは信楽高原鐵道の車両としては僅か1両だけ残る最古参のSKR200型ですが

側窓の開放感は後継車両となるSKR300・310型よりも良さそうですね。

 

再び運行を再開した信楽高原鐵道。

未来に向けて大阪と滋賀県南部を直結する「びわこ京阪奈線」(仮称)構想もありますが

同線の周囲の道路状況もどんどんと良くなりその将来は決して明るいものでは有りません。

でも、今回の長い運休で改めて地元の住民にとって地域公共交通として

かけがえの無い存在だという事がはっきりしたと思います。

これからも県や地元住民の努力によってその存在が続く事を願いたいものです。

年が明けて落ち着いたら私も復活した信楽高原鐵道の列車に乗りに行こうと思います。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする