何度もブログで触れていますが京阪電鉄の特急車である旧3000系(現8000系30番台)は
3月10日に通常運行を終了しその後行われる予定の特別運行(最終3月31日)を最後に引退します。
小学生の頃から数え切れない位乗車した電車だけに旧3000系に対する思い入れは強く
最後の活躍を見せる旧3000系の勇姿を少しでも多く残したいと思いここ数ヶ月は駄作写真の量産体勢に入っています。
前回は悪天候での撮影に挑みましたが思った様な写真が撮れませんでしたが今日も関西の広い範囲で
雪が降るという予報でしたが懲りずに朝から出掛けました。
雪は僅かに舞っているという程度で間違っても辺りが白く染まる状況ではなく、またも中途半端な曇り空か?と
少々テンションが下がりましたが撮影ポイントに近づくにつれて時折り雲の切れ目から陽が射す状況となりました。
PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Avモード f7.1 1/800sec -0.3EV ISO640 (450mm)
軽いS字カーブのポイントです。最初はテレ端500mmにセットして横位置で待っていたのですが
旧3000系の上り特急がもうやって来るという時間に下りの準急が私の目の前を駆け抜けて行きました。
「やばい!被るぞ!!」。そう思った瞬間ズームを僅かにワイド側にして縦位置に構え直しました。
「早く行け~!!!」と焦りは最高潮に達してますがとにかくファインダーを凝視して
緑のツートーン編成が通り過ぎるのを待ちます。
下り準急が通り過ぎたのと同時に上りのB(緩行)線に普通がやって来ました。
と同時に旧3000系特急がその普通を追い越しながら視界に現れました。再び焦ってしまいましたが
旧3000系に注意深くAFフレームを当てながら数枚連写した内の1枚がこの写真です。
OS(手ブレ補正)が暴れたのかボケは少し汚いのですがK-5はBIGMAのAFを見事に制御してくれました。
この結果に満足したので気分も良く次のカットを撮影する為に移動しました。天気はほぼ晴れとなりました。
前回曇りで撮影したお気に入りのポイントで今度は晴れ&バリピンのカットを狙います。
今日は神戸から旧3000系の撮影に来たと言う方と一緒にカメラを構えました。
編成の位置と背後の風景をチェックしながらズーム調整しここだ!と思うポイントを挟み5枚連写しました。
PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
マニュアル 1/800sec f8 ISO500 (330mm)
ここでもK-5+BIGMAは満足出来る画像を出してくれました。
いつもは単写か連写2~3枚なんですがもしAFがイマイチだったらどうしようと少し不安もありましたので
保険で多目に連写しましたが全コマとも見事にピントは来ていました。
と言っても実はこのポイントを過ぎると速度制限が掛かっているのでやって来る電車はかなり速度が遅いのです。
じゃあそこそこ速度が出ているとどうなのか?
一応鈴鹿サーキットでのレーシングカー撮影でも不満の無いAFスピード&精度を見せてくれていますので・・・。
PENTAX K-5+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
マニュアル 1/800sec f8 ISO400 (330mm)
この時間帯だと前面にちゃんと光が当たらず少し影になりますが今回もファインダー内に編成を捉えながら
しっかりAFフレームを前面に当てて連写です。AFテストを兼ねて少し早目からレリーズ開始。
結果11枚の連写になりました。
PCで拡大してピントをチェックしましたが私にとってピントの許容範囲外が3コマ。8コマは満足出来る結果でした。
編成主体の写真はほぼ満足出来たのでそろそろ情景的な写真も撮りたいのですが
残念ながらそんな写真を撮影出来るほどの感性や技術は私には無さそうです。