TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

残夏の惑星たち

2006-09-02 22:11:26 | ワインの脇役
美味しいフルーツが、2種類我が家に到着。


どちらもはっとするほど美しく、
そのフォルムは宇宙に存在する惑星のよう。

この季節は、思いのほか果物がおいしい。
と、改めて気づく。

一つ目は桃。
大きな白桃。

大きめな手のひらの持ち主の私にもずっしり。
毎晩フルーツを嗜む家庭に育ったが、独立後は実行に至らない生活。

先日実家に帰郷時、持ち帰った愛らしいモモ。
熟れるのを待ち、とある朝食に頂いたところ、美味しいー。

ところで、モモを皮ごと食したことはありますか?
コノ話題で先日もちきりになり、今回は是非挑戦しようと決めていた。
大きなモモを皮ごとザクザク切って、口に入れてみると・・・・。
皮の苦味が、適度に熟れたモモの実を引き立て、なんともいえない味わい。
きっと良質なものでないと楽しめないと察するが、これにはびっくり。
皮が口に残る事はない。



もう一つの果実は大きなメロンがふたつ。
タイトルの写真、筋の良いメロン。存在感はこれまた惑星そのもの。
血管がいきいきと浮き出てる感じ。

もちろん二つとも冷蔵庫に入りきるわけはなく、ひとつは常温に放置。
では、どちらが早く熟れたでしょう?

正解は冷蔵庫内のもの。
毎日触って確認していたが、庫内のものは明らかに熟すのが早い。
冷やしていたのに不思議・・・。
が、元来メロンは冷蔵庫で育ったわけではない。
野外で茎にぶら下がっているのだ。
お尻を冷蔵庫の底につけ、扉を開けたり閉めたり微妙に振動を毎日繰りかえすうちに、人工的に熟れてしまうのだろう。


でドキドキして割ってみると、ジューシー。
生ハムと合わせ、前菜から「メロン事始め」のスタート。
美味しく熟れていたので、
生ハムには良いマリアージュのきゅうりも同時に試してみた。



生ハムは伊の地方産のもので、切り落としのもの。
塩味が強すぎず、厚みもあって、脂肪の降り具合がよく、好んで購入するモノ。

程よく熟したメロンには、皮に近く少々硬い部分が良く合った。
スモーキー過ぎない脂肪をもつこの生ハムには、ある程度の身の硬さも必要みたい。

きゅうりは、今回は青みが目立ちすぎ。
きゅうりは熟れる熟れないでなく、皮の柔らかいものがよいのでは。
種をスプーンでそぎ、苦味を覗いたほうが良かったかしら。

いずれにしても、
最近お気に入りの仏ボルドーはヴァン・ド・ペイの白ワインにはイマイチ合わない。
肉味があとにのこる。

生ハムはやはりシェリーと合うのだろうか?
いやいや、塩味の弱い生ハムのマリアージュ、絶対に突き止めたい。


楽しい課題を残した。


そして、美味し果物たちを供して下さった大自然と、その気持ちに感謝でございます。

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