TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

Tasting cube!

2006-03-30 18:26:56 | ワイン育
箱ワインのバラエティーの豊富なこと!圧巻である。シドニー市内のリカーショップにて。
箱ワインとは、箱に入ったワインのこと。最近日本でも急に普及してきた。大手ワインメーカーがこぞって新商品の販売を開始している。とくに今、お花見シーズンは大活躍間違いなし。何より、ビンより軽くて持ち運びに便利だから。
オーストラリアは箱ワインの発祥の地と知られているが、現地ではカスク・ワイン、BOXワインなどと呼ばれている。箱の中には厚手のビニール袋にワインが納められていて、先端にジャグが取り付けられ、ここをひねってワインを注ぐ。酸化して品質が劣化しないよう、ワインが空気に触れないよう工夫されている。

箱ワインとの出会いは3回。
8年程前、オーストラリアに行った時にスーパーのワイン売り場で見たのが初接見。ビンに入ってないワインなんて・・という印象が強く、美味しいとは全然感じられなかった。
2回目は南仏の小さなワイナリーで。ワインを買いに行くという知り合いに連れられていった、農家のような小さなワイナリー。地元の人々は、プラスティックの大きなボトルを持ってワインを買いに来る。直接タンクから注いで、量り売りで買う。「ブドウがこの地にあって、それでワインを造って振舞う。」蔵出しワインは地元の人々にリーズナブルに提供されるのだ。箱ワインはそこで、詰め替える容器のボトルを持たない人の為に売られてた。
3回目は日本で近年出会った。よく行く酒屋さんにて。リーズナブルなオーストラリアのワインがあって、何回か購入していたのだが、ある日そのワインが箱ワインとして販売されているのに気づいた。試飲してみたら、デイリーに飲むには充分な味のものもあり、以来購入している。
酸化しにくいというのは本当で、劣化の速度は遅いとは思う。多分酸化防止剤も使っているのだろう。でも年月を経て、箱ワイン全体が数段質のよいものに変化していると覗える。USAでも箱ワインの需要は増えているらしく、箱のデザインもスタイリッシュで粋なものを最近見かけた。
一箱でワイン大体2-3本の容量がある。飲みきれずに余っても、製氷機に入れて冷凍してしまえばお料理に使えるのが嬉しい。エコロジーだしね。





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