怒れる中年

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夢中で読んでしまいました、北方謙三著『新楊家将』

2009年06月15日 | 日記・エッセイ・コラム

 久しぶりに止められなくなって、読みふけりました。1昨日は夜中の3時から朝の6時過ぎまで、日曜の今日は朝の7時から夢中で読み、午後3時ころに上下2巻を読了しました。

 09年4月に出たばかりの北方謙三著「新楊家将 血涙」の上下2巻です。この本の前に、同じ著者の「楊家将」2巻があり、これが面白かった。それから、この著者に関心を持ち、「水滸伝」を買った。こっちは、長いのでまだ本格的に読み始めてはいないが。

 仕事があるのに、ついつい本を読んでしまう。今日(と言っても、もう翌日の2時!)も、明日の朝までに済ませるべき仕事が残ってしまった。これから風呂に入って一眠り、急いで起きて仕事仕事・・・。

 でも、面白い本は面白いですよね。2~3年前ころ読み漁ってた藤沢修平の本も面白かった。何度も朝まで読んでしまって、仕事に響いていた。

 この「楊家将」が面白いのは、楊業を中心とする軍閥一族の戦いの連続、その展開、と思いますが、バックボーンとして展開される中国の宋の国と遼の国の争い、そして国の政略に翻弄される個人の運命、これらを貫く氏の哲学というか死生観・・・。なかなかに考えさせる骨太な小説ではないでしょうか。小説の最後を、どう締めくくるのかと興味しんしんでしたが、うーんと感心してしまいました。

 ぜひ一読を。日本の中の織田信長や武田信玄などをテーマにした本も結構読みましたが、なぜか、中国を扱った小説は壮大で、それでいてリアルな感じがします。自分の人生観を拡げてくれるような・・・。

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