怒れる中年

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正月に大量の放射能が降下 ・・・ 1月1日の地震の影響?

2012年01月20日 | 原発事故から身をまもるために

家族と楽しく遊んでいた正月休みの2日、3日に、実は大量の放射能が空から降ってきていたのです。福島でも、千葉でも。多分、山形でも・・・。

私も、何も知らずに東京で息子・娘や孫たちと遊んでいました。「えっ どうして?」「テレビも新聞も報道してないのに!」との思いでした。

       

〔1〕 1月も10日過ぎころになって、ネットで「1月1日の地震で、福島原発から大量の放射能が…」という記事を見てびっくり。慌てて文部科学省などのデータを調べたら、本当にでてきました。

一つは文科省のホームページから「定時降下物環境放射能測定結果」と題した福島市の日ごとの測定結果。それが下の[表-1]です。

これを自分の眼で確かめて下さい。

アドレスは、http://radioactivity.mext.go.jp/

ここから入って、「東日本大震災関連情報…」をクリックし、「放射線モニタリング情報」を開き、次に「定時降下物環境放射能測定…」をクリックするとでてきます。

[表ー1]「fukusimasi_housyanousokutei.pdf」をダウンロード

二つ目の表が財団法人日本分析センターの「放射能測定結果」です。千葉市の降下物データが週単位で公表されています。

アドレスは、http://www.jcac.or.jp/fukushima.html

ここから入って「福島第一原子力発電所関連…」をクリックし、「空間放射線量率、放射能の測定結果について」を開くとでてきます。

[表ー2]「chibasihousyanoubunsekisenta.pdf」をダウンロード

         

      

二つのデータから、1月2日から3日の値が異常に高くなっていることが分かります。

検出核種の単位「MBq」というのは「メガベクレル」です。

「メガ」というのは「100万」の単位ですから、12月26日~1月4日に千葉に降ったセシウム134と137の合計「54MBq」とは「5400万ベクレル」となります。

福島では、1月2日9時から3日9時までの24時間で、「432MBq]、すなわち「4億3200万ベクレル」が降ったことになります。

福島だけに限らず、遠く千葉までも。

正月、家族連れや友達で、ディズ二ーランドで遊んでいた人たちは、何も知らぬ間に放射能を浴びていたというのでしょうか! 私も、東京で「いい天気だねえ、山形と違ってあったかいし・・・」などと言って、子どもたちと遊んでいたのです。

       

みなさんは、これらの数字をどう思いますか?

ただ新聞・テレビの「受け手」と」なっているだけでは、自分や家族の安心、安全も守れないと思うのです。

        

      

〔2〕 そして、もうひとつ。「この放射能飛散の原因は何か?」

      

情報が隠されていますから、本当のことは分かりません。

推測するほかないのですが、1月1日の震度4の地震で原発に何かが起きたと考えるのが妥当でしょう。

    

?これを裏付けるのは、1月23日20時47分の地震(震度5弱)直後の放射能測定データです。文部科学省のホームページによれば地震前の21、22日には検出限界値未満だった福島市のセシウムが、23、24日に5000万ベクレル、3000万ベクレルと跳ね上がっているのです。

      

以前から、京都大学原子炉実験所の小出裕章さんなどは、応急修理の福島原発が地震で被害を受けた時が心配(特に使用済み核燃料プールが倒れたりしたら大事故に…)と言っておられました。

   

愚かにも、私たち日本の野田首相は、世界に向かって「原発事故は収束した」と宣言しました。だが、今回の1月の放射能拡散事故がしめしたように、今でさえボロボロの原発は地震や津波に非常にもろくなっており、とても「収束」どころではないと思うのです。   

    

政府は原発事故の「収束」を宣言することで、今回の放射能事故を小さく見せるのに躍起になっていますが、今回の原発事故は、もはや隠しようのない巨大事故だったのです。

東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦さんは、昨年の7月、衆議院厚生労働委員会で参考人として、広島型原爆の約20個分(ウラン換算)が放出されていると、強い警告を発しています。

政府は、原発事故からその場しのぎで逃げるのではなく、万一の危険に備える準備を訴え行動を起こすことこそ、国民の安心・安全を守る道なはずです。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        

分からないことだらけですから、お互いに情報を交換し合い、少しでも、みんなの被害を少なくしていこうではありませんか。

以上、緊急のお知らせです。

                                      2012/01/21   masahiro

         

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