今日(12月12日)、じわんとうれしかった。
交通事故のことで、お客様のTさん宅を訪ねた時のこと。
事故は11月、Tさんが大通りを車で直進中、一時停止側から直進してきた原付バイクと衝突した事故で、相手のおじいちゃんは今も入院中。車いすに頼った状態。
おじいちゃんも大変だし、Tさんも初めての大事故でショックを受けていた。
事故から1カ月、相手のケガの状態、車の修理、事故の責任割合、今後の見通しなど、Tさんには不安が一杯なはず…と思って、12日の夕方に訪問。
当時、助手席に乗っていた奥さんも加わって、1時間半ほど話し合った。
ずうーと10年以上も無事故できて、定年退職後の農業を楽しみ始めたばかりのTさん、「もう車の運転やめようかと思う」「交差点になるたび、びくびくものだ」…などと話していた。
事故は、その当事者の人間的本質を赤裸々にする。
Tさんのように真面目であればあるほど、自分の責任が小さくても、不安になり、悩んでしまう。
私たち保険代理店の者ができることは限られている。
でも、帰り際に、無口なTさんがぽつりと言った。「俺たちは安心だよ、いつでも東海林さんに相談できるから」と。
玄関まで送ってくれた奥さんも、「何でも相談できるところって、なかなかないんですよ」…と。
人生の喜びってなんだろうと思う。
金もあったほうがいいに決まっている。
出世も気持ちいいだろうと思う。
でも、メシが食えればいいじゃない?
一生懸命勉強し、一生懸命働いていれば、メシは食えると思う。
大事なことは、一人の人からでもいい、役に立ったと喜んでもらったり、信頼されるんなら・・・、
こう思うのは間違い?
俺って、変わり者かな。普通だよね。