井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

がお手伝いします

2019-07-18 20:12:00 | 旅行記
北京首都空港という所を初めて利用した。

トランジットのみの利用なのに、目的の場所にたどり着くまで2時間もかかった。

最近、日本の空港も様々な所で最新設備が導入され、指紋を撮ったりスタンプが廃止されたりと、自分が何をしているのかわからないことしばしば。
ましてや、外国においては当然……。

かもしれないが、この表示の分かりにくさには辟易した。
さらに、空港のスタッフに尋ねると、言うことが微妙に違う。
後でわかるのだが、どこかのステップが省略された説明だったり、逆に第1段階のみの説明だったりするから、こちらは混乱するしかない。

それを解決してくれそうな兄ちゃん姉ちゃんが、青いTシャツを着てあちこちに立っている。

背中に「我幇ニン」(だったかな?)
「I help you」
とか何とか10カ国語くらいで書いてある。
その中の日本語が

「がお手伝いします」(がお助けします、だったかもしれない)

主語がない、変な日本語が書いてあった。
そして、助けてくれるかと思いきや、例によって、よくわからない説明なのである。

パッと横を見ると「一帯一路」と書いたゲートがあり、がら空きであった。

なるほどね。あの政策に従うと、こういうところで差がつくってことか。

で、こちらは自分自身が何をしているのかわからない状態で、ようやくゲートをくぐり抜け、どっと疲れてトランジット完了。

北京をあとにして、ちょっと考えた。

あの変な日本語は、最下段に書いてあった。韓国語よりもアラビア語よりも下である。
アルファベット順などという気のきいたものではない。上からシナ語、英語、フランス語だったから。

つまりシナ政府が重視している順、なのだろう。一帯一路政策の軍門に下ったイタリア語が真ん中辺りにあったから。

それを考えたら結構気分が悪くなった。日本中に普及したシナ語表記を、全部消してトルコ語にでもしたら面白かろう。

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