井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

ブラウン運動

2020-04-02 22:41:54 | 健康・病気
マスクを作る人の主張で、知人を通して知ったこと。

粒子がまっすぐに進まないのは、さらに小さな微粒子にぶつかって不規則にしか進めないから、という話。
それを主張した人の名前をとって、ブラウン運動というそうだ。

後にアインシュタインが立証したとかで、その筋の方々には常識のようだが、私などはコロナ騒ぎが無ければ一生知らないで終わったであろう言葉だ。

それで、マスクの中にある縦横無尽の繊維や突起にウィルスはぶつかって、なかなか進めず、これを通り抜けるのは大変困難である、という理屈だ。これは紙だろうが、手作りだろうが、効果は変わらないという。

いや、鼻から外気を吸い上げたら、やはり一緒にウィルスも通過してくる、という主張もある。

が、私は前者を信じることにして、今日から実妹が作った手作りマスクをすることにした。

いやはや、コロナウィルスのおかげで勉強になることも結構ある。だから良かった、と言えないところが複雑な胸中になるが。

知って得する健康の話「放射能」

2011-07-02 06:19:13 | 健康・病気

「安全の目安は累積で100ミリシーベルト」

とサブタイトルがついた文章が、某新聞社が発行する小冊子に載っていた。サブタイトルの内容は正しいようだ。

しかし、奇妙な文章なのである。

抜粋すると、

実は宇宙からも、大地からも、通常の食べ物からも放射線が出ています。地球に生きているだけで自然の放射線を浴びてしまうのです。その自然放射線量は世界平均で年間約2.4ミリシーベルトです。

大半の専門家は「被爆量が100ミリシーベルト以下なら、健康への影響はない」と言っています。

一方、放射線はがんを起こす作用を持っています。これも「100ミリシーベルト以下ならまず大丈夫」と言われています。

覚えておく目安は「これまで浴びた量が累積で100ミリシーベルト以下かどうか」です。

聞くところによると、福島県では某大学の教授が「人間は1年間に100ミリシーベルト浴びても問題ない。安心してください」と福島県民に説いて回っているとか。

これはまっかな嘘。なぜならば一般人の年間許容限度が法律で1ミリシーベルトと決められ、放射線従事者でも年間限度20ミリシーベルトと決められているからだ。

さて、上記の文章は、何気なく読むと、同様のことを書いているように読める。が、よく読むと違うのである。「1年で」とは全く書いてなく「累積で」としつこく書いてあるのだ。

しかも自然放射線量のことまで書いてある。2.4ミリシーベルトを41年半くらい浴びると100ミリシーベルトになる。つまり、みんな危ない。確かにがんで死ぬ人は一向に減らないし・・・。

という訳で、この文章の意図は一体何なのだろうか。

マスコミの記者は、真実を伝えられるとは限らない。様々な圧力がかかって、歪曲されたりボツになったりは当たり前だと聞く。その中をすり抜けるために、このような回りくどい手法を使って、せめてもの真実を伝えようとしてくれた・・・のではないかと勝手に思うことにした。

この文章の最後の方に、

人の体には放射線の害を修復する力があります。

とも書いてある。いわゆる自然治癒力とか自己治癒力、免疫力の類だ。この治癒能力を高めるために音楽は有効な手段、我々音楽家が役に立つのは、この場面において、なのだということを自覚したい。