クラシック音楽好きで「白鳥の湖」と「くるみ割り人形」を知らない人はいない。
ところが「眠れる森の美女」を知らない人は結構いる。先日はプロの演奏家で知らない人と出会ったくらい。
バレエを演奏するオーケストラでないと、プロの間でもあまり知られていないのが実情だろう。
なぜか。
一つには、やや難解なバレエだということ。
白鳥やくるみ割りは、舞台を観ていて何が起きているのかわからない、ということは無い。
ところが「眠り」は随所に説明が必要なところがある。「マイム」という舞踊の言語みたいなものを使ってストーリー展開をするため、そのマイムの意味がわからないと、よくわからない箇所がある。
私が子供の頃、テレビで「眠り」を観た時、それは字幕で説明されたのだが、字幕を見ないとわからないバレエなんて、と、一辺に敬遠してしまった記憶がある。
しかし、有名にならない最大の原因は、この組曲の「つまらなさ」にあると思う。この組曲、チャイコフスキーが作った訳ではないのだ。
もう、本当にセンスの悪い選曲になっている。
かねがね、組曲ではない「抜粋」をやりたいと思っていた。
思い続けて十余年、やっとそれが今週末、実現することになった。
山口県の宇部市にある宇部市民オーケストラの演奏会である。
マイムの代わり?にナレーションを入れ(その原稿まで書いて)、私が指揮することになっている。
ナレーターは萬治香月(ばんじ かづき)さん、山口で活躍中のアナウンサーで、同時上演の「ピーターと狼」のナレーターもお願いしている。
9月4日渡辺翁記念会館、お近くの方は、ぜひお越しください。
ところが「眠れる森の美女」を知らない人は結構いる。先日はプロの演奏家で知らない人と出会ったくらい。
バレエを演奏するオーケストラでないと、プロの間でもあまり知られていないのが実情だろう。
なぜか。
一つには、やや難解なバレエだということ。
白鳥やくるみ割りは、舞台を観ていて何が起きているのかわからない、ということは無い。
ところが「眠り」は随所に説明が必要なところがある。「マイム」という舞踊の言語みたいなものを使ってストーリー展開をするため、そのマイムの意味がわからないと、よくわからない箇所がある。
私が子供の頃、テレビで「眠り」を観た時、それは字幕で説明されたのだが、字幕を見ないとわからないバレエなんて、と、一辺に敬遠してしまった記憶がある。
しかし、有名にならない最大の原因は、この組曲の「つまらなさ」にあると思う。この組曲、チャイコフスキーが作った訳ではないのだ。
もう、本当にセンスの悪い選曲になっている。
かねがね、組曲ではない「抜粋」をやりたいと思っていた。
思い続けて十余年、やっとそれが今週末、実現することになった。
山口県の宇部市にある宇部市民オーケストラの演奏会である。
マイムの代わり?にナレーションを入れ(その原稿まで書いて)、私が指揮することになっている。
ナレーターは萬治香月(ばんじ かづき)さん、山口で活躍中のアナウンサーで、同時上演の「ピーターと狼」のナレーターもお願いしている。
9月4日渡辺翁記念会館、お近くの方は、ぜひお越しください。