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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

小川和久氏「自衛隊はドラえもんのポケットじゃないぞ!」/ドイツもチャイナ包囲網に/youtube削除が増える/混迷の自民党、内部抗争

2020年12月17日 | 政治

 奥山篤信氏の盟友、軍事評論家「小川和久氏」のエッセイです。

自衛隊はドラえもんのポケットじゃないぞ!

医療崩壊の現実に直面して、北海道旭川市と大阪府に自衛隊の看護官(看護師)が派遣されることになりました。

「政府は7日、新型コロナウイルスの感染拡大で医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が懸念されている北海道旭川市と大阪市に自衛隊の看護官を派遣する調整に入った。知事の要請を受けて派遣する見通しで、派遣人数を検討している。(後略)」(出典:12月8日付毎日新聞)

しかし、自衛隊側も余裕がないのは一般の医療現場と同じです。私も防衛省・自衛隊のOB組織「隊友会」の理事を務めていますが、OBのみならず、現役からも厳しい声が出ています。

「ドラえもんのポケットじゃあるまいし、自衛隊に頼めばなんでも出てくると思わないで欲しい。今回の事態を教訓に、病院の施設や装置はもとより、一朝一夕に育成できない医療従事者の確保にただちに取り組んで欲しい」

自衛隊の医療従事者(医官、歯科医官、看護官など自衛官)は、医官約1100人、歯科医官約253人、看護官など約1000人となっています。

一部の自衛隊病院は一般市民にも開放され、コロナ患者の受け入れも行っています。

余裕のないことがおわかりでしょう。

今回は、その看護官のうち部隊など病院以外に配置されている人員から、派遣することになります。

そこで思ってしまうのです。

これを機に、菅義偉首相は特に自衛隊の基盤をなす陸上自衛隊について適正規模の25万人を目指し、組織改編を含めて国民に提起してはどうか、と。

25万人というのは、世界で6番目に長い日本列島の海岸線をもとに、大規模災害の時の最後の砦である陸上自衛隊に必要なマンパワーを弾き出したものです。

組織改編は、どんどん進む高齢化社会を前提とし、定年延長や女性の進出、ロボット化では対応できない限界を、発想を変えて乗り越えようというものです。

例えば、戦闘任務には従事しないけれども、特技で自衛隊を支える制度があってもよいのではないか。

IT分野や医療分野だけで勤務する人材は、心身の条件などに合わせた自衛官としての基本的な訓練は施しますが、あとの任務は災害派遣と有事にあたっての部隊などの警備に限定します。

このような条件であれば、人員の面から自衛隊の適正規模に近づけ、高齢化社会に対応することもできますし、今回のような事態にあたっても医療分野の人材の投入について、期待に応えられるのではないかと考えています。

小川和久氏の最新本 
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9E%E6%88%A6%E8%A8%98-%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E8%BF%94%E9%82%84%E3%81%8C%E8%BF%B7%E8%B5%B0%E3%81%97%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1-%E5%B0%8F%E5%B7%9D-%E5%92%8C%E4%B9%85/dp/4163911812/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8

誰が、なぜ迷走させてきたのか?
返還合意から24年。沖縄米軍普天間基地返還は、なぜ迷走し続けるのか。
民間人として普天間問題に関わった軍事アナリストが、24年間の手帳、メモ、資料をもとに明かす。
いったい誰が泥沼に陥らせたか、なぜ辺野古案は使いものにならないのか――。
政治家、官僚、米国側要人・・・・・・彼らは何をしようとし、何を見誤ったのか?
そして浮かび上がる、日本の危機。

軍事アナリストである著者は、自民党の政策勉強会に招かれたことをきっかけに、外交・安全保障・危機管理の分野について、歴代政府に助言・提案をするアドバイザーを勤めてきた。沖縄の普天間基地返還問題には、橋本政権下で日米の返還合意がなされた当初からかかわってきた。それから二十年余、普天間は返還に至っていない。様々な案が浮上しては消え、行き詰まり、迷走を繰り返している。なぜこのようなことになってしまったのか。民間人ながら至近距離でこの経緯を見つめてきた著者が、24年間にわたるメモや資料から、普天間問題混迷の原因を指摘。政治家・官僚などが多数実名で登場、現代史の裏面を描き出すクロニクルである。(Amazonより)

小川和久先生/月例会/公益財団法人協和協会
小川和久氏

【読者の刺激的な感想】 「フテンマ戦記」最高に面白かった。関係者が認めるよりよい解決策がありながら、利権に漂流する政策。この国の政策全てに通じると思う。最高に面白いのは「岡本行夫は金にがめついバカ」「佐藤優は恩知らずの無礼者」「鳩山由紀夫は恍惚の人」といった人物評。おもしろかった




ユーチューブ「ただちに削除」と警告




youtube、ツイッター、フェイスブックなど、かなり報道の自由が影響されます。
大紀元ではもしyoutubeが見れなくなれば下記のサイトをご覧ください、と言っています。

大紀元エポックタイムズ・ウェブサイト無料会員登録はこちら https://www.epochtimes.jp/register
大紀元 エポックタイムズ・ウェブサイト 
https://www.epochtimes.jp

そういえば、「チャンネル桜」「チャンネルAJER」その他プロの評論家や一般人の動画もあっというまに削除されていたのを知っています。
世界的な言論弾圧を感じています。
アメリカが内戦状態、それもディープステートが必死になって内外で攻撃を強めているようですが、欧州は親中だったドイツすらも西インド洋に軍艦を出すなど、中国共産党政権に対し、脅威を感じているようです。
また、その親中でしかもコミュニストとされたメルケルですが、今は「コロナ」対策で必死に国民に訴えています。
昨日のブログで動画をご紹介しています。この必死の姿が世界の注目を浴びています。
ドイツは過去のナチスの罪をいくら「ナチスがしたこと」と逃れようとしても、それを支持したドイツという大きな問題は事実上逃れられない、だからヴァーグナーのオペラの演出も「攻撃と贖罪」のようなおかしな演出がまかり通っているのです。旧ソ連の自国民にした残虐な政治などナチスを超えたものがあると言われていますが、それにはあまり触れていない、そして今のチャイナのナチスを超える「チベットやウイグル、その他政府を批判する人たち(香港含む)を迫害。
しかしチャイナの国民は実情を知れば今の政府を追い込むかもしれません。香港に同情している人たちは多いそうです。

日本ではスガ総理が「ステーキ外食」で叩かれていますが、それよりも政治家としての大きな能力がない段階で首相になったら哀れです。どこを向いても叩かれるスガ首相に憐れみを感じてしまうほどです。
自民党は野党との対決どころか、内部の抗争が広まっていますが、心配なのは自民党の「反省なき自己中心の売国政治」が積もり積もってひどい結果を招いていることです。王毅などヨーロッパでさんざん叩かれてきて問題にもされなかったのに、日本では首相・外務大臣などが「シェシェ」では日本国民が怒るのも当然でしょう。

チャイナに強く出れば案外もろい、このことは「尖閣」の件でも以前からずっと石井望長崎純心大学准教授が主張されてきました。しかし自民党議員にいくらレクチャーしても本気で考えていないように私は受け取りました。
内弁慶の自民党では「次の選挙」で、自由にモノが言えない。外部で批判すればプチ・ゲシュタポのようなシンジャが叩く、あるいはまずい論理で「説得・説教」しようとする。
私が思うに、古代ローマの崩壊はそうした「愚民政治」も一役かっていたのでしょう。


ブログのティールーム

こんなに違う実力・・・現在人気絶頂のテノール、カウフマンと往年のフランコ・コレッリ、マリオ・デル・モナコ
Mario Del Monaco and Franco Corelli VS. Jonas Kaufmann.


カウフマンは、往年の名テノールであったジェームス・キングの教えを請うたが発声と呼吸法をやり直すことを指示され、それに従わなかった、と彼自身が書いている。基礎基本が乏しいカウフマンは何度も音声障害を起こしている。
しかし、戦中・戦後に出てきたマリオ・デル・モナコやコレッリなど名歌手は実力があった・・・真剣に勉強していたと確信しています。もちろんカルロ・ベルゴンツイやカップッチッリもそうです。

コメント
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