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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

ギョギョッ、成人式の晴れ姿

2009年01月12日 | 生活・介護
どう考えても、どう眺めても、ギョギョッなのです。
成人式の晴れ姿、あれは何?

綺麗な晴着なのに、あの頭は「鶏のトサカ」か、
最近は大きな花をつけて「ハワイ娘」それとも新演出の「カルメン」か?

私の美に対する神経がおかしいのか、目にする姿が怪獣なのか?
それにあの化粧、なるべく不細工に見えるように工夫しているのか?
若さや初々しさはミジンもない。男もそうであって、頭は古代ミツアミ風、または芸人の真似、牛もびっくり複数ピアス、これらを見るのは「目薬代」を請求したいくらいで、美の感覚が信じられないのです。
変な格好をしなければ、一人前ではないのか、・・・心配するのは人を不快にする異常なファッションです。
これはファッションの話ですが、どうかうっとりとさせたり、ほのぼのさせて下さい。もちろん清楚で真面目な好印象の方々も多いのすが。
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衛星テレビ放映の「燃ゆる呉越」感動の最終回

2009年01月12日 | 中国文化・歴史
「燃ゆる呉越」最終回は大変重みのある名演で、終ったあと、しばらくジーンときました。
中国の名優たちがこの「呉越」を見事に演じました。
「十八史略」など、また読んでこのドラマの余韻にひたりたい、と思います。

好戦的な越の王、勾践は、宿敵である呉に侵攻するが、逆に攻め滅ぼされ、勾践は呉の王夫差の奴隷となり苦難と恥辱を味わい尽くす・・・最初からこの戦いに反対していた軍師ハンレイとともに20年という年月をかけて、夫差を油断させ、ついに呉を破り、夫差は自決する、という物語ですが、このドラマはあまり進展がなく、最終回近くで急激に展開し、目が離せなくなったのです。見るほうも「臥薪嘗胆」でした。

夫差に勾践を信じるな、と意見してきた老臣、伍子ショ(これもスゴイ人・・・)を疎んじ、越の美女、西施の美しさにゾッコンとなり、従順な勾践の世話までするという親分肌(決してお人好しといいたくない、夫差を演じる名優によってそれがこの人物の魅力ともなったように思うのです)、じわじわと好機をねらう勾践、しかし、この勾践も時にはハンレイを疎んじる時もあり、ハンレイはそれを忘れない・・・ムム。

絶世の美女、西施は長年連れ添ってきた夫差をいつか本当に愛するようになる・・・勾践に追い詰められた夫差にこう言うのだ「あなたは今でも王です。季札は王位を辞退しましたが、人々にとって心の王。」季札というのは賢人で決してトップにはならない仁徳の人、夫差の伯父でした。
西施はハンレイの恋人で、ハンレイが勾践のもとを去り、駆けつけてきても毒酒をあおり、ハンレイを悲しませます。

中原の会盟を牛耳ったのは勾践となりましたが、その越もやがて滅び、群雄割拠、春秋は戦国の時代へと移ります。

勾践を演じた陳宝国はすぐれた性格俳優ですが、勾践のいいところとイヤなところをしっかり演じていて、真に迫っていて、ちょっとひきました・・・。

伍子ショはその昔、親の仇の墓まであばき、鞭打つという、あまりにも激しい性格に最初からひいていたのですが、夫差を守ろうとして諌め、自決する孤独さ、孤高さは哀れでもあります。これを演じたのが鮑国安といって国家一級俳優、「三国演義」でも曹操を魅力的に演じ、中国の曹操に対する感じがかわったとまで言われるほど、「アヘン戦争」の林則徐でも泣かせました。伍子ショは最終回はもちろん登場しませんでしたが、その存在感たるや、最終回でも牛耳っていました。
勾践が「英雄に敬意を」と自決の場所に酒をまき、越の軍がいっせいにひざまづくところなど、いないのに「ああ」と思いました。

ハンレイは容姿・体格もすぐれ、演技力も十分でりりしく素敵、また西施も回を追うに従ってその美しさにほれぼれしました。ドラマティックな役ながら、清涼剤のような涼しい美、さすが絶世の美女でした。

しばらくこの感動に・・・
コメント (6)
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