教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ルートシグマの女王は殴るべきだったのか(黄金バット)

2011-09-14 01:56:25 | オタネタ全般
黄金バット 第21話 「ルートシグマの女王」
http://www.nicovideo.jp/watch/1314346800



最神話だけ無料で見れる黄金バット。
これ第1話からついつい継続して見てしまっている。

いまは第21話「ルートシグマの女王」をやっているのだが。
その女王のおばはんを正義の味方黄金バットがガチ殴りしてるんだが。



実はこの問題は実に根が深い。

よく
「女子供にまで手を出すなんてゆるせない!」
という言葉があるが、それはどこまで正しいのかという問題だ。

女子供に手を出したら許されないのは、成人男性と比べたら体格が平等ではないからである。
そこには、
・男が他の男に殴られたら自力で殴り返せばよろしい。
 ・女子供は他の男に殴られても自力で殴り返せるだけの腕力は期待できない。
というものが根底にある。

しかし!

仮に戦争になっているとしよう。
国際法の規定を遵守したとすると、それは戦闘員か非戦闘員かで手を出してもゆるされるかどうかが決定する。
敵国に女性戦闘員がいれば当然に殺害対象になるし、非戦闘員でも男か女かで区別する意味など特にない。

「女子供にまで手を出すなんてゆるせない!」
は必ずしも正しくないのだ。
いや、いくらなんでも子供には手を出すのはよろしくないな。



実はここにも問題がある。
女は子供と同様に男から庇護を受けて当然だという、わけのわからない既得権益意識がそこにあるのもまた事実である。

子供は未成年なのだから、成人なみの処罰は必要ない。
女は成年なのだから、成人なみの処罰は妥当だ。
そこに女だから手加減してやる道理など無い。
とくに武器を手にし害意がない者を殺しにかかっている女王のおばはんは、報復として逆に殺されたとしてもしかたがないことをしているのだ。



正義の味方黄金バットは女王のおばはんをガチ殴りした。
しかし、ヤマトネ博士一味を殺そうとしている他のご一行様への報復にくらべれば、それは明らかに手加減したものだった。
本来ならば、ナゾーの手下のようにアッサリと殺されてしかるべきだった。

とはいえこの問題は根が深すぎるので、製作サイドが面倒なことに巻き込まれない程度のおとしどころとしてはそれくらいがちょうどいいのかもしれないとは思う。


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2 コメント

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実は戦闘員非戦闘員という区分も… (hts)
2011-09-16 23:05:34
>戦闘員か非戦闘員かで
実はこの区分もあいまいといえばあいまいなんですよね。
確かにベトナム以前ならばこの区分には意味があったのですが、ゲリラという概念が登場したベトナム以降だと非戦闘員=無害とはいえなくなっているんですよね。
こうなってくると原始的ルールである敵ならば問答無用で殺害せよというルールが妥当ともいえなくはないわけで…。

それと問題なのは敵を殺害するのに味方も殺害する必要がある場合、味方もろとも殺害するのは正義か不義かという問題もあります。
つまり敵が人質をとった場合、人質もろとも殺害するという行為は許されるかどうかということです。
冷酷に考えれば100人の敵を殺害できるのならば1人の味方を犠牲にしてもそれは正義なんでしょうけど…。
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国際法はどこまで (教団「二次元愛」教祖)
2011-09-16 23:30:16
たしかに最近のはそういうところが微妙な戦争が多いですね。
アメリカ的にはそういうのは正規軍との戦闘ではないのだから国際法でいうところの戦争の規定は当てはめなくてよいという解釈になっているように見えますね。
まあ個人的には、相手国が国際法をガン無視して便衣兵みたいなのを率先して投入してくる以上は非戦闘員に手を出して当然と思いますが。

あと、平和的に結んだ条約をガン無視して賠償金のおかわりを要求する韓国のような甚だしく未成熟で迷惑な国に対しても国際法は成り立つのかという別の疑問もあります。
たしか第2次大戦までのころは、文明国間でなければ国際法は成り立たないという解釈だったように記憶していますが、現状はどう見ればいいんでしょうかね。

よく考えたら戦争状態下では「100人の敵を殺害できるのならば1人の味方を犠牲にしてもそれは正義」は成り立ってますね。
どういう条件で成り立っていて(肯定が多数派になって)、どこで成り立たない(否定が多数派になる)か、これを考察するのもまた興味深いかもです。
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