消費税のいいところ

消費税にはさまざまなデメリットが言われている。
賛成派の意見としては、財政再建のためにしかたがない、というくらいだ。

しかし！

実は誰も言わないメリットがもう１つある。

それはだな。
消費税には逆進性があるということだ。



逆進性とは？

累進性の反対語である。
ようするに可処分所得が低い人ほどダメージを食らいやすいということだ。

だったらよけいヤバいじゃないかｗｗｗ
どこに賛成する余地がｗｗｗ

・・・というかもしれない。

ところが。
逆進性があるということは、所得税をマトモに払っていないヤツが一番ダメージを食らうということでもある。

つまり・・・
生活保護で暮らしているヤツと年金暮らしのヤツから銭をまきあげるのにいちばんいいのが消費税だと言っているのだ。

これは弱者いじめじゃないのか？

いやちょっと待て。
日本の個人の金融資産の大半以上は定年退職したジジイの持ち分だ。
これのいったいどこが弱者だと？

「か弱いワシら年寄りを(ry」
なんてぬかしたくせして年金もらいつつも預金総額８桁あったらワープアの人は殴ってもいい。

生活保護だってそうだ。
働いても生活保護にも満たない所得しかないワープアの人こそかわいそうなのであって、真にかわいそうなのは生活保護の人とは必ずしも言えないとは思わないか？

では。
とワープアとどちらがダメージを食らいやすいのか？

原則論から言えば、生活保護より所得が低いワープアの人のほうがダメージを食らう。

だが。
消費税を上げても大丈夫なくらい景気が回復すれば、それはワープアに限らず労働者全員の利益になる。

現時点では労働者の給料が増えているとはいいがたい。
だが失業率はだいぶ下がった。
失業率の低下は労働者の中でも特にワープアの人にメリットがある。
（労働者の代替えが容易で熟練を要しない資格もいらない求人ほど失業率が悪化したタイミングでダメージを受けやすい）

ところがどっこい。
景気が回復しても生活保護の人には何のメリットもない。
あえて言えば、自分のみじめさが増幅される分だけ心的負担が増えるデメリットがある。

そもそも税金というのは国全体での利益の再配分のような要素がある。
つまり消費税を徴収するようになれば、間接的には所得税を納めている人にもメリットがあるかもしれない。
とはいっても消費税が上がる分を相殺するほどメリットがあるはずもないけどさｗ



個人的には消費税アップは反対だ。
それは増税に何でも反対という意味ではないが、話すと長いので後日としたい。

とはいってもだな。
ワープアは負け組で生活保護（2chでいう生ポ）は勝ち組なんて2chで言われる世の中は正常ではないはずだ。

ワープアの人を何とかしてほしい。
そのために生活保護にしわ寄せをやるのは妥当な選択肢だと思う。