「俺の妹」などのアニメ制作会社AIC、パチスロ機メーカーが子会社化
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/27/news068.html
AICがパチンコ屋に買収された。
いままでファンドの傘下だったらしい。
http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20100927/6him4m/140120100927019014.pdf
さて、↑このように今までわからなかったAICの経営状態を見ることができるので、比較分析してみることにした。
単体じゃあよくわからんので東映アニメーション(4816)とIGポート(3791)の決算短信から情報ひっぱってきて比較してみた。
わかったこと。
AICはOVAも含めると年に6~10本もリリースしているのに意外に会社の規模が小さく、ジャスダックでも上場できないかもしれないくらい。
会社の規模を考えるとけっこう借金多い。
けど東映アニメーションほどではないにしろIGポートより儲かっていて、ここ2年共に十分に稼ぎを得ていて割と健全だ。
買収金額の5.3億円は割安ではないにしろボッタクリだと言うほどでもないかもしれない。
でも、もし仮に上場していたとしたら、わたしだったら(優待狙いでもない限り)この値段では株は買わん。
アニメの元請というのは当たり外れにかなり強く左右されるバクチのような商売なので、一般企業よりも業績のボラティリティーはかなり大きいはずだと考えなければならないからだ。
そもそもなぜパチンコ屋がアニメ屋など買収したのだろうか。
それにはパチンコ業界の現状にかかわる問題がある。
最近のパチンコ業界はちょっと古い有名なアニメの版権をひっ捕まえてきて、子供の頃にファンだったおっさん共をパチンコに引きずりこもうというビジネスモデルで動いている。
エヴァとか北斗の拳とかは有名だろう。
したがってアニメの版権の確保は死活問題になる。
ところが。
最近では、鳥山明氏のようなパチンコ嫌いをのぞくと、有名なもののほとんどは既にパチンコ化されていて、もはや開拓の余地は限られたものになっている。
それもそのはず、自分の精魂込めて作った作品で賭博の片棒をつがされたりパチンコ依存症になるヤツを増やして破産の増加に一役買ってしまったりと思ったら、誰だって気分が悪いのは当然だ。
台湾でも韓国でもパチンコは違法であり、またパチンコ店は韓国系や朝鮮系でなければ成功しないというのは有名な話であり、あれは元からカタギの商売ではない。
作者の鼻先に札束ぶら下げてついつい承諾させてしまうという悪どいことでもやらない限り普通は乗り気になってはくれないだろう。
さあ困ったね。
というか、わたしはパチンコ嫌いなのでパチンコが廃れるのは大歓迎したいところではあるが、この際それは置いておこう。
さて。
ここでパチンコ屋の1つであるオーイズミが動き出した。
自分でアニメ屋を買収してしまい、版権を自社内で囲ってしまう作戦に出たというわけだ。
この作戦はどう出るのだろうか。
AICの作るアニメにどういう干渉が加わるのだろうか。
AICがパチンコ屋のようなイヤらしいものになり下がるのだけは止めてほしい。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/27/news068.html
AICがパチンコ屋に買収された。
いままでファンドの傘下だったらしい。
http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20100927/6him4m/140120100927019014.pdf
さて、↑このように今までわからなかったAICの経営状態を見ることができるので、比較分析してみることにした。
単体じゃあよくわからんので東映アニメーション(4816)とIGポート(3791)の決算短信から情報ひっぱってきて比較してみた。
わかったこと。
AICはOVAも含めると年に6~10本もリリースしているのに意外に会社の規模が小さく、ジャスダックでも上場できないかもしれないくらい。
会社の規模を考えるとけっこう借金多い。
けど東映アニメーションほどではないにしろIGポートより儲かっていて、ここ2年共に十分に稼ぎを得ていて割と健全だ。
買収金額の5.3億円は割安ではないにしろボッタクリだと言うほどでもないかもしれない。
でも、もし仮に上場していたとしたら、わたしだったら(優待狙いでもない限り)この値段では株は買わん。
アニメの元請というのは当たり外れにかなり強く左右されるバクチのような商売なので、一般企業よりも業績のボラティリティーはかなり大きいはずだと考えなければならないからだ。
そもそもなぜパチンコ屋がアニメ屋など買収したのだろうか。
それにはパチンコ業界の現状にかかわる問題がある。
最近のパチンコ業界はちょっと古い有名なアニメの版権をひっ捕まえてきて、子供の頃にファンだったおっさん共をパチンコに引きずりこもうというビジネスモデルで動いている。
エヴァとか北斗の拳とかは有名だろう。
したがってアニメの版権の確保は死活問題になる。
ところが。
最近では、鳥山明氏のようなパチンコ嫌いをのぞくと、有名なもののほとんどは既にパチンコ化されていて、もはや開拓の余地は限られたものになっている。
それもそのはず、自分の精魂込めて作った作品で賭博の片棒をつがされたりパチンコ依存症になるヤツを増やして破産の増加に一役買ってしまったりと思ったら、誰だって気分が悪いのは当然だ。
台湾でも韓国でもパチンコは違法であり、またパチンコ店は韓国系や朝鮮系でなければ成功しないというのは有名な話であり、あれは元からカタギの商売ではない。
作者の鼻先に札束ぶら下げてついつい承諾させてしまうという悪どいことでもやらない限り普通は乗り気になってはくれないだろう。
さあ困ったね。
というか、わたしはパチンコ嫌いなのでパチンコが廃れるのは大歓迎したいところではあるが、この際それは置いておこう。
さて。
ここでパチンコ屋の1つであるオーイズミが動き出した。
自分でアニメ屋を買収してしまい、版権を自社内で囲ってしまう作戦に出たというわけだ。
この作戦はどう出るのだろうか。
AICの作るアニメにどういう干渉が加わるのだろうか。
AICがパチンコ屋のようなイヤらしいものになり下がるのだけは止めてほしい。
AICのことはよく知りませんが、リスクがあるにしろ、「制作」会社の出資も既に珍しいことではないようですし、見えないところで一部出資というのはあるかもしれませんね。
製作委員会方式だと、誰がどれくらい権益に噛んでるのかが分からない事が多くて・・・。
基本、いちばん上が幹事企業で、上から順に出資率が高く、幹事はアニメ販売する会社がなることが多い
アニメ制作の幹事や出版社、コピーライト表記に名前がある原作者とかが決定権持ってて、
順位で下のほうにある会社はパチンコ化の決定権なんてもってないとおもいます
小口の出資だと決定権はないでしょうが、金出して身内(?)になっていれば、先に話を聞いてくれるというような多少の口利きはあるでしょうから、権益の確保(というか、同業他社が割り込んでくる場合の牽制というか)には多少なっているのではないでしょうか。。
たとえばREITの運用会社に銀行が5%くらい入っていたりとか、鉱山に商社が10%くらい入っていたりとかはこれで、割と融資や仕入れでご贔屓にしてもらえます。
ただ、アニメ関連の商習慣がそうなっているのかどうかまでは、わたしではサッパリ解りませんので、やっぱり意味がなかったとかもありえるかもです。