(・・・前編からのつづき)
(なぜ日本の投資信託は信託報酬をボッタくるのに許されているか)
1つ目。
円建てだから。
円は世界最強クラスの通貨高であり、デフレの国の通貨でもある。
それで資産運用してマトモに利益を出すのは難しい。
これがジンバブエドルで運用するなら話は別で、銀行預金だけでも金利は800%あり、いったんドルに換えておくだけでも月5割の儲け、こんなカンタンな運用はない。
ようはそういう違いだ。
郵便局みたいにバカの一つおぼえで国債買って満期まで知らん顔して寝かしておくのが、ここ20年では最も高いリターンを得る方法だった。
わたしも株をやっているが、正直なところバフェット流のバイアンドホールドが円で通用するとは思っていない。
2つ目。
義務教育で金融をこれっぽっちもやらないから。
日本人が資産運用の方法を理解するには、独学がほぼ必須となる。
リスクを見積もり、銘柄を選び、幸運を神に祈る。
その過程で含み損を抱えるのはけっこうなプレッシャーだ。
そして独学でやりはじめたどこかのタイミングで1度は必ず大損してめっちゃヘコむ人生を経験する。
それを人に任せられる投資信託は、精神の負担から開放されるうってつけの方法なのだ。
だから日本の投資信託は負け続け、だから負け続けているにもかかわらず存続する。
わたしは投資信託を全面否定するつもりはない。
個人投資家にとって買う窓口がないような金融商品のセット販売という意味では投資信託は存在価値があると思っている。
たとえば、南アフリカに投資したいとしよう。
だが個人投資家が南アフリカ株を買おうとしても難易度が極めて高い。
そういうときには南アフリカ株式ファンドみたいなのに投資をするのだ。
この例では投資信託はベストなソリューションだとわたしは思う。
だが!
人の銭を預かっておいて、損して平気な顔している連中が多すぎやしないかい?
「最近負けてるおかげでファンドからの資金流出が多いので、こんどから分配金増やします」
なんて運用をしている連中は特に、だ。
(注:分配金を支払うと元本が減るにもかかわらず、分配金を支払うと税金を取られるため、イメージに反して実は分配金は少ないほうがお得。基準価格の下落局面では特に)
なんていい商売なんだろうね。
我輩もファンドマネージャーやりたいもんだ(笑)。
だれか我輩に10億くらい預けてくれる人はおらんだろうか。
ただし銀行窓口よろしく元本が減っても苦情は固くオコトワリでもよろしければだが(笑笑)。
・・・と思うのだが。
当然誰も我輩に預けたいとは思わん。
実はこれは示唆するものが1つある。
つまりだ。
投資信託というのは、ファンドマネージャーの能力にはあまり関係がなく、よくわかっていない個人にポンと銭を預けさせることのできる営業力が全てだということだ。
日本では投資信託が設定されたらそのすぐ後に暴落することが非常に多い。
統計では説明しきれない偏りがそこにある。
なぜか?
よくわかっていない個人をだまくらかして払わせるのに最も都合がいい理由付けが、
「新聞やTVを見てください! いま○○がブームでこれからどんどん伸びますよ!」
というアレなのだ。
そして新聞やTVで紹介される頃が、たいがいブームが去る直前である。
ブームが去ればテーマ株は当然に暴落する。
証券会社が自分たちのポジションを解消するために投資信託を生成したんじゃあるまいかと疑いたくなるほど恐ろしく的確にそれは暴落する。
日本では投資信託に預けたら損するというのは、そのカラクリから半ば必然的だ。
これを解決するには日本人全体の金融の知識の底上げが必要なのだが、それは無理なのでどうしようもない。
日教組が解体すればナンボかマシにはなるかもしれんが。
(なぜ日本の投資信託は信託報酬をボッタくるのに許されているか)
1つ目。
円建てだから。
円は世界最強クラスの通貨高であり、デフレの国の通貨でもある。
それで資産運用してマトモに利益を出すのは難しい。
これがジンバブエドルで運用するなら話は別で、銀行預金だけでも金利は800%あり、いったんドルに換えておくだけでも月5割の儲け、こんなカンタンな運用はない。
ようはそういう違いだ。
郵便局みたいにバカの一つおぼえで国債買って満期まで知らん顔して寝かしておくのが、ここ20年では最も高いリターンを得る方法だった。
わたしも株をやっているが、正直なところバフェット流のバイアンドホールドが円で通用するとは思っていない。
2つ目。
義務教育で金融をこれっぽっちもやらないから。
日本人が資産運用の方法を理解するには、独学がほぼ必須となる。
リスクを見積もり、銘柄を選び、幸運を神に祈る。
その過程で含み損を抱えるのはけっこうなプレッシャーだ。
そして独学でやりはじめたどこかのタイミングで1度は必ず大損してめっちゃヘコむ人生を経験する。
それを人に任せられる投資信託は、精神の負担から開放されるうってつけの方法なのだ。
だから日本の投資信託は負け続け、だから負け続けているにもかかわらず存続する。
わたしは投資信託を全面否定するつもりはない。
個人投資家にとって買う窓口がないような金融商品のセット販売という意味では投資信託は存在価値があると思っている。
たとえば、南アフリカに投資したいとしよう。
だが個人投資家が南アフリカ株を買おうとしても難易度が極めて高い。
そういうときには南アフリカ株式ファンドみたいなのに投資をするのだ。
この例では投資信託はベストなソリューションだとわたしは思う。
だが!
人の銭を預かっておいて、損して平気な顔している連中が多すぎやしないかい?
「最近負けてるおかげでファンドからの資金流出が多いので、こんどから分配金増やします」
なんて運用をしている連中は特に、だ。
(注:分配金を支払うと元本が減るにもかかわらず、分配金を支払うと税金を取られるため、イメージに反して実は分配金は少ないほうがお得。基準価格の下落局面では特に)
なんていい商売なんだろうね。
我輩もファンドマネージャーやりたいもんだ(笑)。
だれか我輩に10億くらい預けてくれる人はおらんだろうか。
ただし銀行窓口よろしく元本が減っても苦情は固くオコトワリでもよろしければだが(笑笑)。
・・・と思うのだが。
当然誰も我輩に預けたいとは思わん。
実はこれは示唆するものが1つある。
つまりだ。
投資信託というのは、ファンドマネージャーの能力にはあまり関係がなく、よくわかっていない個人にポンと銭を預けさせることのできる営業力が全てだということだ。
日本では投資信託が設定されたらそのすぐ後に暴落することが非常に多い。
統計では説明しきれない偏りがそこにある。
なぜか?
よくわかっていない個人をだまくらかして払わせるのに最も都合がいい理由付けが、
「新聞やTVを見てください! いま○○がブームでこれからどんどん伸びますよ!」
というアレなのだ。
そして新聞やTVで紹介される頃が、たいがいブームが去る直前である。
ブームが去ればテーマ株は当然に暴落する。
証券会社が自分たちのポジションを解消するために投資信託を生成したんじゃあるまいかと疑いたくなるほど恐ろしく的確にそれは暴落する。
日本では投資信託に預けたら損するというのは、そのカラクリから半ば必然的だ。
これを解決するには日本人全体の金融の知識の底上げが必要なのだが、それは無理なのでどうしようもない。
日教組が解体すればナンボかマシにはなるかもしれんが。