Mein kleiner Rosengarten

ツボにハマった絵本

先日、安曇野ちひろ美術館へ行ってきました。
(館長はいわさきちひろさんのご子息、松本猛氏です)

ちひろ美術館は東京にもありますね。
私もずいぶん前になりますが、何度か行ったことがあります。


安曇野ちひろ美術館は、
木のぬくもりが感じられる館内に
落ち着いた展示室やカフェや絵本の部屋などの施設が
ゆったりと配置された落ち着ける空間です。



そして嬉しいのは高校生以下は無料
というシステム。

子どもに絵本の原画の魅力を
たっぷり味わわせてあげられます。




入り口の外にはこんな優しい寄せ植えが。
春の色ですね。




2つの展示室をゆっくりと見てまわり、
いわさきちひろさんの魅力を堪能しました。

(展示室は撮影禁止なので、残念ながら写真はありません)


そのあと、ここ、絵本の部屋へ。



部屋全体の照明は抑えられているけれど、
座り心地のいい木の椅子に腰掛け、
気に入った本を手に机につくと、
ライトが手元の本を照らしてくれる設計になっています。

しばし、時を忘れ、絵本の世界に遊ぶ子どもたち。

このお部屋の本棚には、いわさきちひろさんの本はもちろん、
国内外の素晴らしい絵本が厳選して並べてあります。

どれをとっても、心惹かれる本ばかり。


今回、私が一番気に入ったのはこの本



『まりーちゃんとひつじ』 作・絵フランソワーズ 岩波の子どもの本
(うさぎの耳の子ども椅子に本を置いて写真を撮りました)




まりーちゃんが きの したに すわっています。
まりーちゃんは ひつじの ぱたぽんに いいました。

「ぱたぽん、おまえは いつか こどもを 一ぴき うむでしょう。
そしたら わたしたち その 毛を うって、
すきなものが なんでも かえるわね。
ぱたぽん。」


まりーちゃんとひつじのぱたぽんの会話が続いていきます。
その会話のほのぼのと楽しいこと!

絵本の部屋には私たちしかいなかったので、
私は親子でようやく腰掛けられる程度の、
長椅子の両脇に子どもたちを座らせ、
小さな声で読み聞かせました。

すると、途中から笑いがこみ上げ、
まともに読めない状態に…。^^
子どもたちも笑っていました。

絵本を読んでいて、笑ってしまい、続きが読めないなんて、
私はこの本が初めてです。
珍しくツボにハマってしまいました。

大真面目な、まりーちゃんとぱたぽんの会話です。
ふざけたり、わざと人を笑わそうとする要素はありません。
でも、笑ってしまう楽しい会話です。

言葉のリズムも良く、是非声に出して読みたい絵本です。
結末も、ほんわか心温まるお話です。

私は帰宅後、さっそくこの本を注文しました。
あわせて
「まりーちゃんのくりすます」も購入することにしました。
すっかり、まりーちゃんとぱたぽんのファンになってしまった私です。

この本の詳しい内容を知りたい方はこちら
絵本ナビというサイトです。


それから、次に読み聞かせたのはこの本。



『おおきな木』 作・絵シエル・シルヴァスタイン 篠崎書林

これは、りんごの木と成長していく男の子のお話です。
無償の愛がテーマの本で、
愛について深く考えさせられます。

小学校中学年から大人向きの本かな?という印象ですが、
うちの下の子、sakiも真剣に聞き入っていたので、
それ以下の子どもも、何かを感じ取れるのではないかと思います。

この本の詳しい内容が知りたい方はこちら
絵本ナビというサイトです。


そして、この本も興味をひかれる絵本でした。



『三びきのコブタのほんとうの話』 作ジョン・ジェスカ 絵レイン・スミス 岩波書店

これは有名な『三びきのコブタ』のお話についての
狼の言い分の本です。

「ほんとうの話」というところに興味をそそられますが、
果たして本当に本当なのか、それとも狼の言い訳・作り話なのか…。
最近、新聞かテレビで紹介されていた記憶があり、
一度読んでみたいと思っていました。

小学校低学年以上の子どもなら、楽しめると思います。

この絵本の詳しい内容が知りたい方はこちら
絵本ナビのサイトです。


下の写真はちひろ美術館の中庭。
雪吊りがしてある樹の向こう側が、絵本の部屋です。




紹介した3冊以外にもオススメの本はたくさんありますが、
とてもここには載せきれないので、
絵本の話はまたの機会に…。





春まだ浅い 安曇野の空。

風がとても冷たかったですが、心が満たされた一日でした。
絵本っていいですね。


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コメント一覧

れびっと
永い友だちに
ビン子さん、こんばんは。

ビン子さんもちひろ美術館に行かれたことがあるのですね。とても落ち着ける良い雰囲気の美術館ですよね。許されることなら、何時間でも居座って絵本を読んでいたいです(笑)

ビン子さんは絵本がお好きなのでよくご存知と思いますが、
* 太田大八 作 『ブータン』 こぐま社
* かこさとし 作 『からすのパンやさん』 偕成社
上の本は以前からある良い絵本で、私は大好きです。太田大八さんの絵本では、文が無く、
絵のみでストーリーが展開する『かさ』という作品もすてきです。
幼稚園入園前の幼い子どもは、うちの子もそうでしたが身近な食べ物を題材にした本が好きなようですね。
お孫さんも、お気に入りの絵本に出会って、
本と永い友だちになれるといいですね♪
ビン子
昨年行って来ました
http://blog.goo.ne.jp/hitorigoto310/
ちひろ美術館へ昨年行って来ました
何回行っても素敵な所ですね
絵本は私も大好きです
息子にも本をいっぱい読んで上げたのに余り本好きにはなりませんでした
孫も寝る前は必ず絵本を持って来て読んでもらってから寝ます
孫は大好きになってもらいたいなぁ~
どんな絵本がいいのか分からず適当に目を通して気に入ったら買っています
我が家へ来た時用です~
れびっとさんの紹介の本参考になりました、有難う!
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