見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

カメラを止めるな!

2018-08-05 | 本と漫画と映画とテレビ
絵なんてものはやっているときはけっこう難しいが、
できあがったものはアホらしい。

―熊谷守一(1971年 日経新聞コラムより)


毎週楽しみに観ている「水曜日のダウンタウン」のプロデューサーが、
この映画がおもしろい!とツイッターでつぶやいていたので
ちょっとなかなか気になっていたんです。

それに加えて、
こちらも毎週楽しく聴いている深夜のラジオで
伊集院光が映画のことを絶賛していたものだから(しかも2週連続!)
もうガマンできない!(ケロッグコンボのキングコング風に)
という思いで映画館へ。



『カメラを止めるな!』(2017年製作、日本)
監督&脚本:上田慎一郎
出演:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ 他


予備知識なしで観た方がよいとは知りつつも、
ゾンビ映画らしいというウワサを聞いて
エドガー・ライトの『ショーン・オブ・ザ・デッド』の
日本版を想像していたんだけれど…。

そういうわけでもなかった。

途中、ガイ・リッチ―や宮藤官九郎的なアレをはさみつつも、
最後は夏の甲子園での熱戦を観たかのような爽快感。
(上映後の劇場では拍手が起きていた)

なにより、エンドロールがとってもよかった。
上手くいえないけれど、
銀河系からみていた地球を、局部銀河系群からもみせてくれるんスか……!
という感動。
宇宙ーー!(野性爆弾のくっきー風に)っていう。


評判どおりめちゃくちゃおもしろかったけれど、
なんていうか、、、期待のし過ぎに注意。

予備知識なしはいわずもがな、
前評判すら聞かないで観た方がよい。
(そもそも評判を聞いてなかったら映画館に行ってないんだけどね!)

深夜になんとなくテレビをつけていたら
映画が始まって、それが意外とおもしろくてラッキー!っていう時あるでしょ。
そんな感じ。
それぐらいの若干低めのテンションで観た方が
より楽しめるのでは??っていう。


ただ、私がもしも映画やテレビの製作に関わる仕事をしていたら、
心の底からは楽しめないかもしれない・・・
映画『アマデウス』のサリエリばりに嫉妬に狂ってると思う。なんとなく。

あと、どうでもいいけれど
どこかでカメラの血を拭き取るシーンの回収してた?あれちょっと謎だった。

うん、また観に行こう。

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