見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

パンとスープとネコ日和

2020-04-29 | 本と漫画と映画とテレビ
どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません。
ー宮沢賢治『注文の多い料理店』より


非常事態宣言とともに仕事もなくなり自宅待機中。
YouTubeとamazonプライムとラジオの毎日。

急に増える公式のライブ配信や
日々進化しているリモートラジオ放送に
時代が現在進行形で動いている事をひしひしひしと感じる今日この頃。

産業革命級なんじゃないですか?これは。(知らんけど)
今後教科書に載る気がする。2020年のこの革命。
行きつく先は『レディ・プレイヤー1』みたいなVR世界。

そして私のような、新しい機器に疎くて
お金も知識も若さもない人間は早々に淘汰されていき、
人類はますます進化繁栄することでしょう…!

進化する人類を祝いつつ、
個人的には赤貧にも負けず?ハウス。(犬の気持ち)

インスタで「うちで踊ろう」が話題だと聞けば
行って「さすがは星野源!なんでもソツなくこなしますなぁ」と感心し、
官邸で「布マスク2枚配布」と発表されれば
行って「いつか彼らが正しい行いをできるようになりますように」とお祈りし、
海外でコロナの赤子が亡くなったと聞けば
行って「私の残りの寿命でよければあげたい」と声をかけ、
ラジオでウエットストリームの発言が大炎上と聞けば
行って「あの発言の核は『神は乗り越えられない試練は与えない』の部分で(たぶん)、それ以降の言葉はおじいちゃんの戯言・妄言ですから…あのコーナーの「様式美」みたいなもんですから…そんな目くじらを立てないであげてつかぁさい…堪忍してくださいお代官様~(長い)」と厳しい取締りに涙を流し、、、

まぁ、要するに
コロナ跋扈のニュースやゴシップに自宅で勝手におろおろしてるっていう。
まさにデクノボーなわけです。

(お気楽…。がんばっている皆様ごめんなさいごめんなさい)


そんな木偶の坊は、本日amazonプライムにて、
『パンとスープとネコ日和』というドラマを鑑賞。



監督:松本佳奈
原作:群ようこ
フードスタイリスト:飯島奈美
出演:小林聡美、もたいまさこ、伽奈 他

出版社に勤める主人公(小林聡美)が、部署移動と母親の急死をきっかけに退職し、サンドイッチとスープがメインの店を開店する…という2013年のWOWOW制作ドラマ。

ためしに1話だけのつもりで見始めたら
ついつい全4話一気に見てしまった…!

飲食店の話なので、コロナ禍の今観ると
距離の近さや食前に手を拭かない客にドギマギしてしまうけれど、
(今後の映像作品はどういう世界線で行くのだろう…)
何も考えずぼんやり眺めているだけで気分のよくなるよいドラマだった。

そりゃ確かに、
1200円のランチのみでバイトのしまちゃんも雇って
経営が成り立つのかは謎だけれど
(店舗兼自宅で家賃が発生しないから大丈夫なのかしら…?)
てかしまちゃんこそ、あそこのバイトだけで暮らしていけるのか謎。(実は資産家令嬢なのか?)

さらに謎と言えば、近所の喫茶ハッピーの制服が異常にかわいい上に、
1回しか出てこないジャケットも驚きのこだわり具合だった。
他の登場人物たちの服装はそうでもない?のに、なんで制服だけあんなに作り込まれていたのか…。
それと、しまちゃん役の伽奈という女優?モデル?さんがかわい過ぎて…あれは素なのか演技なのか…

ついでに
妊婦さん役で登場する市川実和子が着ている洋服が光で透けて、
おなかに巻いている詰め物ががっつりみえてしまっているシーンがあって…

もしや虚言癖のある女性で妊娠はウソでした…というホラー展開への伏線なのか?
と変な解釈をしてしまったものだから
市川実和子が「本当は産むのが怖い」と泣き出したときはもう怖くて怖くて……。

「うわあ。」がたがたがたがた。
(山猫軒で体中にクリームを塗りたくった紳士たちと同じ気持ち)

当然ラストはそんな奇怪なこともなく、平和なエンディングだった。
ネコもかわいいし…やっぱりネコが好きっていう話。