見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

ヒッチコック

2014-05-26 | 本と漫画と映画とテレビ
サスペンス映画の神様、アルフレッド・ヒッチコックが
1960年に制作した映画 『サイコ』を完成させるまでの舞台裏を描いた作品。
2012年のアメリカ映画。監督サーシャ・ガヴァシ。

Hitch


ヒッチコックの事なら、ちょっと知ってるのよ、私。
なぜなら、小学生のころ『西田ひかるの痛快人間伝』を観てたから。

あれでしょ。昔は、3秒以上のキスシーンが検閲にひっかかったから、
映画『汚名』では、何十回も短いチューをさせることで官能的なシーンにしたんでしょ。
あと、カット割りとかクレショフ効果?とか映画的技法を駆使するのが上手で、自作にカメオ出演することでも有名。
『サイコ』のあらすじも、殺されるシャワーシーンも
バーナード・ハーマン作曲のシャーンシャーンシャーンって曲も予習済み。

しかし、肝心のヒッチコック作品は観たことがない。
なので、映画『ヒッチコック』をより楽しんで観るために事前に『サイコ』を鑑賞。
なんて勉強熱心なんでしょう。


映画『サイコ』

Psycho

有名すぎて、今さら観てもつまんないんじゃ…って思ってたけれど
おもしろくって、しゃれてて、もうびっくりしちゃった。
オープニングからめちゃくちゃかっこいい。なにあれ。デザインしたソール・バスすごいね。
ヒロインが昼休憩から勤め先に戻るシーンで、お決まりの?監督出演があり、
あの有名なシャワーシーンは映像と音楽が相まってすっげー怖い。
あらすじ知っているのに、入り込んで観てしまった。

メイキング映像が特典として入っていて、それがまた面白い。
初めて映画の中にトイレが出てきた作品だとか、シャワーシーンの撮影方法なんかの解説。
途中入場を禁止して、待ち時間にヒッチコックのおしゃべりを流して…っていう宣伝方法も斬新。

1960年なんて、ネットもSNSもないから、
何の予備知識もなく有名な女優を目当てに映画に行ったら、
開始30分で死んで、ラストは母親がー!ってなるわけでしょ。キャー!トラウマ!
1999年の『シックスセンス』ですらびっくりしたっていうのに。
ヒッチコックは心理学でも勉強していたのか?いろいろひっくるめて演出上手。


で、本題。
本題の映画『ヒッチコック』です。
『サイコ』の予習が功を奏してかなり楽しかった。よくできています。(上から)
シャワーシーンとかね~!ホント上手に撮ったね~!といいたい。(上から)
映画館のロビーで、ヒッチコックが観客の反応に聞き耳を立て、指揮する?シーンがいい。(上から)
配役もいいし、映画を撮るところを撮るっていうおもしろさというか。
ヒッチコックのすばらしい作品の裏には、すべて奥さんの尽力あり、という。ね。
夫婦の物語だったりします。



てかね、、
実際のところ、『ヒッチコック』を楽しむために『サイコ』を観たら
『サイコ』が面白すぎて『ヒッチコック』が若干かすんでしまったのよ。。。
次回は『めまい』を観たい。








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