見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

きのこたけのこ論争

2018-04-26 | 生活
否定とは、最も手軽に快楽を得られる手段である


いや、どう考えてもきのこのほうがおいしい。

たけのこのクッキー部分の味、変じゃない?
チョコとクッキー部の味が合ってなくない?
あと、クッキーのモロモロがチョコに付いて、
たけのこは見た目が汚くない?



確かに、<好み>は変わるもの。

においがダメで全く食べられなかった
納豆やシイタケも、成長とともに食べられるようになったし。

幼い頃は
「Winkは鈴木さんの方が絶対かわいい!
なんで相田さんがもてはやされてるの?
なんで相田さんの方がかわいい服着ていっぱい歌ってるの?」
とめちゃくちゃ疑問だったけれど、
今YouTubeやカラオケの本人映像でWinkの二人に触れると
「相田さんの方が好みかも・・・」と思うし。



いわさきちひろの絵画が
まったく受け付けなかったけれど
だんだん大丈夫になってきたし。





ただ、きのこ・たけのこに関しては変わらない。
小さい頃からずっときのこ派。きのこ党。

最近、
「きのこの山・たけのこの里総選挙」をやっていると聞いて
久しぶりにそれぞれを購入して、改めて味を比べてみたけれど・・・。
やっぱり、きのこの方がおいしい。

きのこが群を抜いておいしいというわけじゃなくて、
たけのこの味がなんだかイマイチ。
あと、たけのこのサイズが小さくなった気がする。
(私の身体が大きくなったせいか?)



もしかしたら。
もしかしてだけれど。

きのこ・たけのこに関しては好みうんぬんの問題ではないのかもしれない。

世の中には、iPhoneの純正イヤホンが耳にぴったりはまる人と
ぜんぜんはまらない人がいるように、
人間は、きのこがぴったりくる人と、
たけのこがぴったりくる人に二分されるのかもしれない。

こればっかりは、言い争うこと自体が野暮なんだと思う。
だって、相容れることはないのだから!(大げさ)

あぁ、真実に気づいてしまった・・・。

スイス・アーミー・マン

2018-04-23 | 本と漫画と映画とテレビ
おっちゃんはねぇ、真面目にふざけんのが仕事なんだよ。

―岡村隆史(ナインティナイン)



2018年のアカデミー賞・脚本賞を受賞した映画『ゲット・アウト』を目当てに
早稲田松竹に行ったら、同時上映されていた『スイス・アーミー・マン』が衝撃的で。


『スイス・アーミー・マン』
(2016年・米)
監督&脚本:ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン
出演:ポール・ダノ、ダニエル・ラドクリフ

主人公・ハンク(ポール・ダノ)と死体・メニー(ダニエル・ラドクリフ)が
力を合わせて無人島を脱出し、故郷を目指す
サバイバル?ファンタジー?友情?感動?作品。



大爆笑。
これ、好き過ぎる。

タイトルの由来は、主人公の発見した死体が
高品質なことで有名なスイス製のアーミー・ナイフ(≒十徳ナイフ)のように
万能性を備えていることから「スイス・アーミー・マン」なんだとか。

そのタイトル通り、
死体1つで、ジェットスキー、水筒、斧、カミソリ、銃、方位磁石、シャワー、バーナー、会話相手…などなど
普通のアーミーナイフ以上の役割を担ってくれます。

「無人島に何か1つだけ持って行けるとしたら?」
なんていうクイズなんだか心理テストなんだかよく分からない問題があるけれど、
映画を観た後はきっと「死体のメニー」と答えるようになるハズ。


そもそも、私は
おなら(正確には腐敗ガスなのか?)や勃起といった
「シモ」の話が好きなんだと思う。基本それだけで笑ってしまう。
笑いのツボが小学生。うんこちんちん。カトちゃんペ。

かつ、そのしょうもない下ネタやギャグ?を
壮大な音楽とかっこいいカット、凝ったCG、俳優たちの素晴らしい演技などで
丁寧に描いてくれるから余計に笑ってしまう。

お金と時間を使ってすんごい真面目にふざけてる!と思う。

監督がMV出身のようで、
いい音楽とバカバカしい映像の合わせ方が絶妙なのも笑いに拍車をかけています。
(映像や小物使いがミシェル・ゴンドリーとかスパイク・ジョーンズっぽいのもMV出身だからなのか?)

途中、退屈なシーンもそこそこあるけれど
音楽とともに死体・メニーの十徳シーンが始まるたびに全てふっとぶおもしろさ。

深いテーマがあるっぽかったけれど、
その辺はよくわからなかった。。。また観なきゃ。


映画関係ないけれど、おなら作品つながり。笑