見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

パシフィック・リム

2013-08-25 | 本と漫画と映画とテレビ

俺のこの手が真っ赤に燃える!!

勝利をつかめと轟叫ぶ~!


人型巨大兵器(イェーガー)vs怪獣
2013年8月、環太平洋沿岸に巨大生命体が急襲してはや10年、
人類に残された選択肢は2つ、「絶滅する」か、「戦う」か。

芦田真菜ちゃんがハリウッドデビューで話題の?映画、「パシフィック・リム」を鑑賞。

ほんと面白かったスー!
映画館でみるべき映画。
おっきめの映画館で、3Dで、できればIMAXで。

ストーリーとかどうでもよくて、
登場人物(人以外も含む)のキャラクター設定と
イェーガーとカイジューだけでおなかいっぱい。
音楽もいいし、最後の最後まで詰まってた。

「パシフィック・リム」ってタイトル出るまでのちょっと長めのオープニングのから
ドキドキ胸が高鳴り、カイジューの寄生虫(ナウシカのオウム似)とか
カイジューの死骸を闇市場で売りさばく売人ハンニバル・チャウとか
「ブレードランナー」みたいな雨の香港のギラギラネオン街にニヤニヤして
でっかいイェーガーがガシャンガシャン走ってコンテナもってパンチしてカンフーして
メインの大気圏突入香港戦で興奮はピークに!
おまけのスイーツ・海底戦まで付いてきて、ほんと美味しゅうございました。


中国の、キュクロプスみたいな単眼で3本腕のクリムゾーン・タイフーンも
ロシアの、いかにもな金髪・カイダノフスキー夫妻が操縦する
第一世代の生き残りのいかついチェルノ・アルファも、もっと戦うシーンがみたかった~

カイジューが、怪獣というよりモンスターって感じだったのがちょっと残念。
口の中から口がでてきてドロドロの体液のエイリアン的で、、まぁエイリアンなんだけども。

必見。


セデック・バレ

2013-08-07 | 本と漫画と映画とテレビ

今、自分の中で静かな台湾ブーム

代官山にできた春水堂にも行ったし(タピオカ品切れ)
日本橋高島屋のデンタイフォンにも行った(小籠包うまい)
ジェイ・チョウの出てる「グリーン・ホーネット」も観たし(キャメロン・ディアスかわいい)
台湾映画も何作か観た(「悲情城市」のレンタルが見つからない)

あとは、台湾に行くだけ。
デモ、オ金ナイヨー!
10万くらい竹藪にお金落ちてないかしら


現地に行くお金はないけど、映画に行くお金は捻出できたので、
渋谷のユーロスペースでやってた「セッデク・バレ」という台湾映画を鑑賞。

「海角七号なんちゃらら~」とかいう台湾でめちゃくちゃヒットした映画を作った監督の作品。
1930年に日本統治下の台湾で起きた「霧社事件」がもとになっているらしい。
製作はジョン・ウーだし、アクション監督は「オールドボーイ」の人だし、
日本人だと安藤政信とかキムキム兄やんとか「海角七号~」の田中千絵もちょこっと出てる
まぁまぁ、いやかなりお金のかかった大作。上映時間4時間半。けっこう疲れた。

「モンガに散る」という台湾の任侠青春映画に出てきた絵葉書の桜が赤くて
これ赤すぎだろ(笑)と思って観てたけど、その謎が解けてすっきり。

台湾の山奥で虹を信仰する民族(タイヤル人:台湾原住民)と
太陽を信仰する民族(日本人)とが戦った、ほんとにあったお話。
虹も太陽も同じ空にあるのに、バカだねぇ、、、というお話。

なんというか、郷に入りては郷に従え、というか、
相手の文化や信仰を尊重するのって大事、と思った。

イルカ食べる文化もあるんだ~
犬食べる文化もあるんだ~
首狩る文化もあるんだ~

自分はやらないかもだけど、アリだと思うよ☆っていう。

みんな違ってみんないい、金子みすずの精神。


なんか、台湾原住民の文化に人の首を狩る文化があって
それを「出草」っていうらしい。今もあるのかは知らんが。

んで、男は首を狩ったら一人前とみなされ、顔に刺青入れんの(ちょっとかっこいい)
女は赤い民族衣装の布(この布がかわいい)を織ったら一人前で、刺青入れる。
刺青がないと、死んだときに虹の橋(いわゆる天国的なところと思う)を渡れないって
信じられている。刺青が橋を渡るための目印みたいなもんなのね。
でも、下関条約が結ばれ日本統治となり、出草(首狩り)も刺青も禁止されてしまった。
結果、死後に虹の橋渡れないじゃん!て原住民激おこ。

…なんかそんな話だったと思う。
怒りの原因はそれだけじゃないんだけど、いろいろあったんだね。きっと。


音楽がすごいよかった。初出草のお祝い?とか結婚式?とかで流れる
ビヨヨヨ~ンって音がたまらんくよかった。ビヨ~ン、ビヨヨ~ンって。


てか、観てる最中に後ろの席の人がすごい前の席を蹴ってきてよー!
足が長いのかしらんが、足を組みかえるたびにドスッて。ほんとイライラ。
私が出草用のナイフを持ってなくてよかった。