この度、小島資料館から『斎藤一~新選組論考集』が出版されました。
私はこの本の中で、「藤田五郎警部補の西南戦争」という記事を執筆させていただきました。
藤田五郎警部補の西南戦争について調べようと思ったのは、今は閉店してしまった幕末酒場・新選組屯所で鈴木徳臣さんと出会ったことがきっかけでした。
私は西南戦争について無知でしたが、鈴木さんに貴重な史料をご提供いただいたり、大分や熊本の史跡をご案内いただくうちに、俄然興味が沸いてきました。
また鈴木さんにご紹介いただけた西南戦争戦跡研究第一人者の高橋信武さんや田原坂資料館の中原先生、戊辰掃苔録の竹さんといった方々にご教授をいただき、二年に渡って調査を進めました。
もともと同人誌用に執筆していた記事でしたが、あさくらゆう先生に執筆にかける想いを熱く語ったことがきっかけで、『斎藤一~新選組論考集』に掲載していただけることとなりました。
一段とモチベーションは上がり、約四十ページの記事を書くために、二年間で大分二回、熊本二回、仙台二回、福島二回、新潟一回、大阪一回の調査旅行を行いました。
手前味噌ではありますが、ご協力くださった皆さまのおかげさまで、中身のある記事を書くことが出来たと感じています。
拙文「藤田五郎警部補の西南戦争」の小見出しは、以下の通りです。
豊後口警視徴募隊
二番小隊
装備
戦地への道
戦闘 竹田周辺
戦闘 三河内周辺
藤田の負傷
高床山を探る
入院と凱旋
墓と顕彰碑
「藤田五郎警部補の西南戦争」執筆に際し、ご指導ご鞭撻をくださった鈴木徳臣さん、高橋信武さん、竹さん、貴重な資料をご提供くださった田原坂資料館の中原先生、素晴らしいイラストを描いて下さった桝田道也先生、執筆に際し激励をくださった故・武藤誠先生、そして執筆の機会をくださった小島政孝先生とあさくらゆう先生に、心より感謝します。
『斎藤一~新選組論考集』のご紹介 その2に続く