幕末掃苔屋 公式ブログ

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洞窟陣地②

2012年08月28日 | その他

洞窟陣地内は爆風除けのために曲がりくねっており、方向感覚を失い、一人では迷子になりかねません。
水没していて靴がずぶずぶと沈んでいく場所もあり、こんなところで身動きがとれなくなったらと思うと、冷や汗が流れます。
洞窟陣地の奥の方に、まるで岩をベンチのように削った部屋がありました。
その岩のベンチに座り、少し休憩をしました。
ライトを消してみたところ、真の闇になりました。
セミや鳥の声のみが、かすかに聞こえてきます。

この日は合計五つの洞窟陣地を案内してもらいました。
洞窟陣地内にいる間は、常にビクビクドキドキしていて「早く出たい・・・」という思いに駆られますが、外に出てしばらく経つと「また入りたい」という気持ちになります。
洞窟陣地散策は、予想を超える興奮を味わえ、ぜひまた挑戦したいと思いました。
鈴木さんのおかげで、素晴らしい体験をすることができました。

帰り道、自分の体がなんとなく臭いことに気がつきました。
鈴木さんが「地下壕の匂いです。腐った土とカビの匂いです。洞窟陣地に入ったあとはいつもこの匂いです」と教えてくれました。


※写真は洞窟陣地内に備えられた銃眼