幕末掃苔屋 公式ブログ

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元旦 その2

2012年01月03日 | その他

試衛館稲荷を参拝したあと新宿に向かい、テアトル新宿で「幕末太陽傳」を見ました。
「幕末太陽傳」は昭和32年に封切られた日活映画ですが、日活創立100周年を記念してデジタル修復版が現在上映中です。
監督の川島雄三さんと主演のフランキー堺さんについては過去にも書いていますので、よろしければご覧ください。

サヨナラダケガ人生ダ

川路と来嶋又兵衛

「幕末太陽傳」はDVDを買って持っているのですが、劇場の大画面で見ることができる貴重な機会だと思い、足を運びました。
毎月一日は映画の日だということで、料金は千円でした。
劇場内の売店では「こはるの壱口おはぎセット」が売られていたので、上映前にいただきました。
こはるとは南田洋子さんが演じている女郎で、ヒロインの一人です。
「幕末太陽傳」のラストシーンは佐平次が寺の墓地から走り去っていくというものですが、この寺は南品川に実在する海蔵寺がモデルだと言われています。
江戸時代、海蔵寺は品川遊廓で亡くなり引き取り手のない遊女や、鈴が森で処刑された人を供養していたため、投込寺とも呼ばれていました。
海蔵寺には親戚の墓があるので年末にお参りをしてきたばかりです。
品川駅から旧東海道を歩いて向かいましたが、映画とタイアップしている商店がいくつもありました。
「幕末太陽傳」の旗もたくさん飾られていて、ファンとしては嬉しい限りでした。