「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「昭和の日」「明治の日」も祝日に 祝日法改正の動きに思う

2022-04-28 09:34:25 | 2012・1・1
4月29日は「昭和の日」、国で定められた国の祝日である。もともとは昭和天皇の誕生日で、戦前は国の四大祝日の一つで「天長節」と呼ばれた。6年生まれの老生の世代にとっては、この名称のほうが懐かしい。昭和64年天皇のご逝去に伴い,法の改正で「昭和の日」に改称された。

戦前昭和の時代の四大節は元旦、紀元節、天長節、明治節であった。明治節は近代日本の時代を確立した明治天皇の誕生日だった11月3日に天皇を偲びともに祝おうという趣意からであった。しかし、戦後、祝日法の改正で,あまり趣旨不明な「文化の日」に名前が変わった。近代化への一時代を画した「明治」の名前は消えてしまった。

憲法改正論者を中心に国会の内外で「明治の日推進協議会」が活躍し始めた。たしかに「昭和の日」があって「明治の日」がないのもおかし。日本の祝祭日は1年で25日、世界的にみて多いのか少ないのか。ただ、海とか山とか、代替えのハッピーマンデイがあるのは少ないのでは。