今日4月8日は仏様の誕生日、灌仏会である。一般には花祭として知られている。我が家の近くの日蓮宗の古刹の境内の櫻も満開は過ぎたが、花 祭りにふさわしい陽気だ。が、要介護3の身には今年もコロナ禍もあって、花祭りの便りがきこえてこない。
写真は10年前の2012年4月8日の小ブログで使ったものだ。この年は櫻が満開で、日曜日だったこともあって、境内に屋台も出た賑わいで本堂では灌仏会の儀式も行われたと書いている。が、本題としたかった甘茶のサービスはなく、残念ながらその想いでに触れただけだ。10年1昔というが同じ題材でも見る目がちがうものだ。
10年前には戦前昭和、お寺でご馳走になった甘茶を書きたかったのだが、90歳すぎた今、老生はその味さえ忘れてしまった、まして、甘茶を飲んでかっぽれ踊りをする元気もなくなった。人生やはり、その盛り,斗酒なお辞せず頃がよいのかも。内容にも筆力も違う。