退陣表明した自民党の菅義偉総理のあとの自民党総裁選挙をめぐってマスコミはその後釜候補について連日忙しい。候補として一番先に手を挙げた岸田文雄氏、ついで高市早苗氏,意向のある河野太郎氏、噂される石波茂氏、野田聖子氏などなど。90歳の老生には各候補の主義主張はわからないが、調べてみたら各候補すべて昭和30年代、老生の子供たちと同じ年代だ。一番上が石波氏の32年2月生まれ65歳、最も若いのが河野氏の38年1月生まれの58歳である。
昭和一けた生まれの老生から見れば、この世代は自分の子供の年齢だ。いつまでも子供扱いだが、政治家は働き盛りだ。インターネットで調べてたら、野党立憲民主党の枝野幸男代表が39年、日本維新の会の松井一郎代表,国民民主党の玉木雄一郎も39年である。コロナ禍征伐の西村康稔大臣も37年、田村憲久大臣は39年生まれである。
この世代のことを”新人類””と呼んでいたのを思い出した。バブルの時代だったと思う。この世代が学校を出て社会に出た頃で、親の世代から見れば,ものの考え方、価値観などすべて違い”新人類”みたいだと呼ばれた。あれから20年あまりたち”新人類”は変容したのであろうか。
菅義偉総理の退陣で戦後の団塊の世代の一人がまた少なくなったが、一方ではまだ戦中生まれ80歳代の政治家が口をだしている。時代は推移してゆく。もう”新人類”の時代ではないのだろうか。