政治の世界はまさに”一寸先は闇”である。自民党の総裁である菅義偉総理が昨日突然、選挙告示を前にして出馬を断念、コロナ対策に専念するという。マスコミでは菅総理が続投を決意、二階俊博幹事長の交代など具体的な人事に取り掛かったとあったが急に何が起きたのであろうか。
事態の急変を受けて自民党内でも新しく選挙に立候補する動きが出てきた。すでに名乗りを上げている岸田文雄元政調会長のほかマスコミは候補常連の石波茂元幹事長氏のほか河野太郎行革相(コロナワクチン流通担当)などの名前を出している。河野太郎氏といえば、2009年8月の自民党が民主党に大敗した後の総裁選挙にも出たが、西村康稔氏ともども大臣経験豊富な谷垣禎一氏に敗退している。
小ブログは当時二回にわたって河野太郎氏を批判している。一回は河野氏が自分のブログの中で日本国内の米軍基地のある小中学校では英語を必修にしろとか書いたり東京の外国人記者クラブで英語で対応していたこと。もう一回はテレビ候補者討論会での発言が幼く感じたことだ。小ブログは失礼だが、まるでガキッコだと批判し、谷垣氏の勝利でよかったと書いている。
当時から12年立ち河野氏も大臣の要職を歴任してきた。往時とは変わってきたと思うが筆者には一族の誤った歴史認識のDNAが気になるところだ。