「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

47都道府県「住んだ町」「旅した町」 いわき市 常磐ハワイアン.センター

2021-02-25 07:09:38 | 2012・1・1

福島県では太平洋に面した地域を”浜通り”と呼ぶが、いわき市はその中心である。面積人口ともに県内一である。僕が郡山に勤務していた頃の1966年、周辺の平、常磐、勿来、内郷,、磐城5市が合併して「いわき市」となった。当時は初めてのひらがな名、全国一広い面積の市として話題になった。

その旧市常磐にはかって”はあ朝も早やからカンテラさげてよ”の炭坑節で知られた常磐炭坑があった。戦後の石炭から石油へのエネルギー革命までは全国から抗夫が集まり賑わったものだが、1977年全面閉鎖された。それにかわって地元が考えだしたのが常磐ハワイアンセンターである。炭坑を掘ったあと地下の温水を利用して温泉プールを造り、ハワイを模したレクリエーション地にしようというものだ。海外渡航自由化前”憧れのハワイ”の時代であった。

2013年4月、東日本大震災の復興を祈念して僕は老妻と一緒に初めて常磐ハワイアンセンターを訪れ一泊した。二人ともハワイへ行ったことがないが、東北のハワイで十分「ハワイ」を堪能できた。