「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

コロナ禍で参列できない二人の義妹の葬儀

2021-02-07 07:45:57 | 2012・1・1

つい先日新しい年を迎えたと思っていたのに早や40日、コロナ禍緊急事態宣言下、90老にとってなんと時間がたつのが早いことか。それなのに一方では僅か40日なのに僕より若い義妹二人が他界の訃報が届いた。二人とも妻の実家長野に住む弟の連れ合いである。一人はまだ80歳になったばかり。昨年4月、脳梗塞で倒れ入院生活を続けていた、他の一人は妻と同年齢88歳だが、老人ホームにお世話にあっており、死因は誤嚥(ごえん)であった。

二人の義妹の死は直接コロナ.ウィルスによるものではない。長野県の累計感染者数は2329人で、全国でも下から数えたほうが早い。医療崩壊でベッド使用率が逼迫していない。しかし、脳梗塞で手術した義妹は亡くなるまでの1年足らずに4回も病院を転々としている。コロナ.ウィルス感染者増により日常的なベッド不足が影響していでるのはないか。

二人とも、このご時世、葬儀は近親者のみで行われる。本来ならば、二人そろって東京からも参列すべきだが、コロナ感染防止の最大の処方せん”stay at hone"に甘んじて欠礼することにした。改めて合掌。