「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          樹齢600年 品川寺の大銀杏

2010-11-28 08:37:29 | Weblog
旧東海道品川宿のはずれにある真言宗の古刹、品川寺(ほんせんじ)の大銀杏。樹齢600年、樹高25㍍、幹の周囲5・3㍍。例年より紅葉は遅く、一部緑の葉も残っている。600年の間、東海道の往還を見てきた。すごい生命力である。

            スッカラ菅と貧乏神

2010-11-28 06:58:25 | Weblog
菅総理が昨日、鳩山前首相と会ったあと記者団に”たとえ支持率が1%になっても辞めない”と語ったそうだ。政権維持への総理の強い意思を表明したもので、その意思はよしとしたいが、国民にとっては大迷惑である。さきの臨時国会でやっとのこと補正予算は通したものの、仙谷官房長官、馬淵国交相と二人の大臣の問責決議案が可決されている。このままで果たして通常国会を乗り切れるのだろうかー。

言葉は悪いが、菅内閣は9月に発足したが、尖閣での中国漁船問題をはじめ外交問題の失政で今”スッカラ菅”の状態だ。発足時64%もあった内閣支持率は20%台に急降下している。これは尖閣の失政もあるが"政治とカネ”をめぐる小沢、鳩山元両代表の問題がウヤムヤにされているからだ。とくに小沢氏の国会喚問については、臨時国会終了までに実現すると岡田幹事長が約束ながら実現されそうもない。

その小沢氏だが、代表選に負けたあと”一兵卒”宣言したにもかかわらず、新聞報道によると、衆院1回生53人の新グループ「北辰会」の最高顧問に収まり、活発な党内政治活動を始めているという。いったい、民主党という政党はどうなっているのだろうか。”小鳩体制”の終焉によって菅内閣の支持率が上がったことを忘れてしまったのだろうか。

僕には小沢氏と鳩山氏の顔は貧乏神にみえる。民主党が昨年政権について以来、迷走を続けているのは、一に”小鳩”体制にある。それなのに、自分たちの責任を感ぜず、今だに権力の座を奪回しようとしている。菅総理は"官房は情報過疎”と批判しているが、それなら仙谷長官をクビにすればよい。欠けているのは菅総理の国民の声を聴く能力である。