「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         恐い高齢政治家のボケ

2010-04-03 06:13:37 | Weblog
自民党の若林正俊参院議員(75)が参院本会議でNHK予算案など10議案採択
の際、隣席の青木幹雄・前参院議員会長(75)の分まで賛成ボタンを押していた
ことが判明した。この前代未聞、国会史上例をみない不祥事の責任をとって若林氏
は議員を辞職した。当たり前、当然のことだ。

若林議員は自公内閣で環境相や農水相を歴任した政治家だが、辞任の記者会見で
”魔がさした”と弁解していたが、僕には、大変失礼だが”後期高齢”からくるボケとし
か思えない。魔がさしたのではない。小ブログは今年1月、鳩山内閣の藤井裕久財
務相が辞任したとき賛意を表した。理由は、自分の体験からも後期高齢者になると残
念ながら心身ともに衰えてくるからだ。

若林氏は8月の参院選挙には立候補せず、長男が長野の選挙区から出るそうだ。同じ
年齢の青木議員は島根選挙区から立候補とのこと。自民党の谷垣総裁は選挙に当た
って比例区については70歳定年を決め、この結果、衆院から横すべりを狙っていた山
崎拓・元副総裁は立候補を断念した。

平沼赳夫・元経済相が新党結成に意欲を燃やしている。一方、今の自民党執行部に不
満な与謝野馨・元財務相も離党して新党つくりを始めるらしい。二人とも70歳を越えてい
る。後期高齢者ではないが、民主党の政治家に比べれば高齢である。一概に高齢者が
悪いというわけではないが、やはり、政治家にも”旬”があると思う。誤って変なボタンを
押されては困る。