「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          消費者庁と福島瑞穂大臣

2010-04-25 06:29:17 | Weblog
毎月終りに四のつく日は”おばあちゃんの原宿”こと巣鴨のお地蔵さんの縁日。東京
近辺のおばちゃんが、どっと集まってくる。昨日24日、この巣鴨の町で、福島瑞穂・
消費者・少子化担当大臣が、お年寄りを電話や訪問サギの犯罪から守ろうという防止
を呼びかけたビラを配っていた。大臣には悪いが、この方の担当は"消費者”行政であ
り、「消費者庁」という役所のあることのPRにも役だったのではなかろうか。

電話や訪問サギなど年寄りをターゲットにした犯罪が急増しているようだ。昨年はこの
種の犯罪が11万7千件もあり、10年前に比べて倍増だとのこと。老妻の話だと、一人
暮らしのおばちゃんが、亡くなったご主人の遺品のカメラを、巡回廃品収集車に引き取
って貰おうとしたら、数も多かったが10万円ふっかけられたという。先日もわが家にさも
僕を知っているような親しげな声で先物取引を勧める電話がかかってきた。

消費者は"消費者が安心して安全な豊かな消費生活を送る”ように設置されたお役所だ。
消費者ホットラインを通じて消費者を悪質商売から守ってくれるのに役だっている。それは
よく承知しているのだが、一歩進んで物価の監視役的な基能もあってはどうなのか。例え
ば昨今の野菜の高騰である。異常気象の影響で品不足なのか、ものすごい値上がりでスー
パーには冷凍野菜まで登場している。

"経済オンチ”の僕だが、これでデフレ現象が解決すればよいのだが、そうも行くまい。政府
の政策が"猫の目”のように変わって落ち着かない。もっと地に足がついた政治を消費者は
望んでいるのだが。